最上位のデュアルソケットモデルをはじめ4シリーズが新登場

ASUSが展開するサーバー製品がリニューアル。Zen 3アーキテクチャ採用のAMD最新サーバー向けCPU「EPYC 7003」シリーズに対応する新製品がリリースされた。4U/2U/1Uシャシーを採用する、デュアルソケット・シングルソケットサーバーの両方をラインナップする。出荷時期は2021年第3四半期の予定。

「RS720A-E11」シリーズは、最大32基の8チャネルDIMMスロットを備えた最上位グレードのデュアルソケット2Uサーバー。Quadro RTX 8000など最大4基のデュアルスロットGPU、最大24台のNVMe SSDを搭載可能なほか、最大9基のPCI-Express4.0スロット、2基のM.2スロットを1台のシステムでサポートする。主にHPC、AIトレーニング、データ分析などの分野に最適とされる。

RS700A-E11

「RS700A-E11」シリーズは、多彩な拡張性をコンパクトな1Uシャシーに詰め込んだ高性能デュアルソケットサーバー。最大32基の8チャネルDIMMスロット、1基のデュアルスロットGPU、最大12台のNVMe SSDを搭載可能なほか、3基のPCI-Express4.0スロットを備えている。HCIやクラウド、仮想化環境に適している。

RS520A-E11	RS500A-E11

「RS520A-E11」シリーズは、メインストリーム向けの2Uシングルソケットサーバー。2基のデュアルスロットGPU、最大24台のNVMe SSDをサポート、最大7基のPCI-Express4.0スロットを備える。エンタープライズおよびデータセンター向けに設計された製品だ。

「RS500A-E11」シリーズは、最大16基のDIMMスロット、最大12台のNVMe SSD、最大4基のPCI-Express4.0スロットをサポートするシングルソケットサーバー。エッジサーバーまたはSMBアプリケーション向けに用いられる。

いずれも構成を容易にスケールアップ可能なモジュール設計を採用。背面LANポートを最大4ポートのギガビットLANまたは2ポートの10ギガビットLANに換装可能なほか、背面パネルの1基のPCI-Express4.0スロットをOCP 3.0モジュールに切り替えることができる。

文： エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
ASUS JAPAN株式会社： https://www.asus.com/jp/