2021.06.24 11:20 更新
2021.06.23 配信
「COMPUTEX TAIPEI 2021」にてASRockが披露したベアボーンキットの新モデル「DeskMini Max」が正式発表。基本的な仕様はリリース当初と同様だが、新たに公開された約10リットルの筐体を余すことなく活用する“キツキツ”な内部構造が興味深い。
ASRock人気の「DeskMini」シリーズにおける高拡張モデルで、TDP105WまでのRyzen CPUおよび最大4本のDDR4メモリ、全長200mmまでのグラフィックスカード、オールインワン水冷の組み込みに対応するという豊かな拡張性が特徴。
公開された「Installation Guide」では、Ryzen 9 5950Xと120mmラジエターのオールインワン型水冷、ショートサイズのRadeon RX 5500 XTを詰め込むという構成になっている。
グラフィックスカードも無理なく稼働させられる80PLUS BRONZE認証の550W電源ユニットは、内蔵ファンが吸気仕様。外部からフレッシュエアを取り込み、CPU付近に吹き下ろす構造になっている。
また、倒立レイアウトの筐体トップに取り付けられるオールインワン型水冷ユニットの120mmラジエターは、ちょうどグラフィックスカードとスタックされる設計。そのためラジエター搭載ファンも吸気仕様でマウントされ、ラジエターを冷却しつつグラフィックスカードにエアを供給する役目を担っている。
途中でメモリやストレージを組み込み、最後のピースとして電源ユニットをマウントすれば、「DeskMini Max」の組み込みは完了。手慣れた自作ユーザーであれば、10分ほどで完成させることが可能なようだ。
外形寸法は幅168mm、奥行き220.8mm、高さ268mmで、一般的なMini-ITXマザーボードベースのシステムよりも拡張性に優れるのがメリット。詳細な基本仕様については、「COMPUTEX TAIPEI 2021」記事を参照のこと。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
ASRock Incorporation: http://www.asrock.com/