2021.07.30 11:25 更新
2021.07.29 配信
Noctuaより、“Ice Lake-64L”ことIntelの新しいワークステーション向けCPU「Xeon W-3300」シリーズに対応したCPUクーラーがリリース。LGA4189プラットフォーム専用のクーラーで、Ice Lake-SPベースの第3世代Xeonスケーラブル・プロセッサにも対応する。
「NH-U14S DX-4189」は、豊富な実績を持つロングセラーモデル「NH-U14S」をベースとしたサイドフローCPUクーラー。6本のヒートパイプとナローデザインのヒートシンクを組み合わせた設計はそのままに、LGA4189向けに最適化され受熱ベースは従来の2倍以上に拡張されている。
冷却ファンはPWM制御に対応する140mm口径の「NF-A15」(300~1,500rpm/最大24.6dBA)を搭載。マウントシステムは「SecuFirm2」を採用する。外形寸法は幅150mm、奥行き78mm、高さ165mm、重量957g。
NH-U12S DX-4189 |
「NH-U12S DX-4189」は、同じくナローデザインのヒートシンクを採用するロングセラーモデル「NH-U12S」をベースとしたLGA4189専用のサイドフローCPUクーラー。5本のヒートパイプを備えたヒートシンクは、やはりLGA4189向けに受熱ベースが2倍以上に拡張されている。
冷却ファンはPWM制御に対応した120mm口径の「NF-A12x25」(450~2,000rpm/最大22.6dBA)をデュアル搭載。外形寸法は幅125mm、奥行き97mm、高さ158mm、重量1,018g。マウントシステムは同じく「SecuFirm2」を採用する。
NH-U9 DX-4189 | NH-D9 DX-4189 4U |
4Uラックマウント筐体向けに、92mmファンを搭載したコンパクトモデルもラインナップ。ヒートシンク前後にファンを搭載する「NH-U9」ベースの「NH-U9 DX-4189」と、ツインタワー型ヒートシンクを採用する「NH-D9」をベースとした「NH-D9 DX-4189 4U」の2モデルが発売されている。
それぞれソケットに対するエアフロー方向が異なり、「NH-U9 DX-4189」はソケットの長軸に対して垂直、「NH-D9 DX-4189 4U」はソケット長軸に対し並行。組み込むサーバー・ワークステーションに適したモデルを選択することになる。
冷却ファンは、PWM制御に対応した92mm口径の「NF-A9」(400~2,500rpm/最大30.6dBA)を搭載。「SecuFirm2」システムでマウントされる。
NM-i4189 |
「NM-i4189」は、異なるプラットフォームの現行CPUクーラーをLGA4189プラットフォームに換装できるマウントキット。LGA3647ソケット向けの「DX-3647」シリーズとAMD Socket TR4向け「TR4-SP3」シリーズに対応、LGA4189ソケットに取り付けることができる。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
Noctua: https://noctua.at/