2連ファン搭載モデルやショートモデルもラインナップ

ASRockより、AMDの最新ミドルレンジGPU「Radeon RX 6600 XT」搭載グラフィックスカードがリリース。高フレームレートの“究極1,080pゲーミング”をコンセプトとするGPUで、今回発表の製品はいずれもオリジナルクーラーおよびメタルバックプレートを装備している。

「Radeon RX 6600 XT Phantom Gaming D 8GB OC」は、2.4スロットを占有する大型の3連ファンクーラー「Phantom Gaming 3X Cooling System」を搭載したオーバークロックモデル。クーラーは、風量を向上させる「Striped Axial Fan」、優れた通気性を備えた高密度V字カットフィン、銅製ベースプレート、ベースプレートとの接点を最大化した「Ultra-fit Heatpipe」などで構成。セミファンレス動作に対応するほか、「Polychrome SYNC」対応のRGB LEDも内蔵する。

オーバークロック仕様ながら、コアクロック・メモリクロックなど詳細仕様は未定。メモリバス幅128bit、GDDR6 8GBのビデオメモリを実装している。

一部モデルを除き出力インターフェイスは共通で、DisplayPort1.4×3、HDMI2.1×1の4系統。補助電源も共通で8pin×1を備える。外形寸法は幅131mm、奥行き305mm、高さ48mm、重量894g。

Radeon RX 6600 XT Challenger Pro 8GB OC

「Radeon RX 6600 XT Challenger Pro 8GB OC」は、3連ファンクーラーを搭載した大型のオーバークロックモデル。クーラーは「Striped Axial Fan」や「Ultra-fit Heatpipe」、銅製ベースなどで構成。ヒートパイプ本数が削減されRGBも搭載しないなど、上記モデルからやや簡素化されている。なお、セミファンレス動作に対応する。

こちらもコアクロック・メモリクロックは未定。外形寸法は幅131mm、奥行き303mm、高さ45mm、重量834g。カードは2.25スロットを占有する。

Radeon RX 6600 XT Challenger D 8GB OC

「Radeon RX 6600 XT Challenger D 8GB OC」は、デュアルファンクーラーを搭載した手頃なオーバークロックモデル。「Striped Axial Fan」や「Ultra-fit Heatpipe」、銅製ベースなどで構成されるクーラーは、セミファンレス動作に対応している。

これまで同様にコアクロック・メモリクロックは未定。外形寸法は幅132mm、奥行き269mm、高さ41mm、重量640g。スロット占有は2スロットに収められている。

Radeon RX 6600 XT Challenger ITX 8GB

「Radeon RX 6600 XT Challenger ITX 8GB」は、全長を180mm未満に抑えたMini-ITX向けのショートデザインモデル。基板長に合わせたシングルファンクーラーは、「Striped Axial Fan」や「Ultra-fit Heatpipe」などで構成、セミファンレス動作にも対応する。

コアクロック・メモリクロックなどの詳細は不明ながら、モデル名からオーバークロック仕様ではない模様。出力インターフェイスはDisplayPort1.4×2、HDMI2.1×1、HDMI2.0×1の4系統を備える。2スロット占有で、外形寸法は幅124mm、奥行き179mm、高さ40mm、重量510g。

文： エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
ASRock Incorporation： https://www.asrock.com/