最上位Core i7-1280PはTDP28Wで14コア/20スレッド、マルチ性能70％向上

Intel Corporation（本社：アメリカ カリフォルニア州）は2022年2月23日（現地時間）、ノートPC向け第12世代Intel Coreプロセッサの「P」シリーズおよび「U」シリーズについて、3月の出荷開始を発表した。

CES 2022に合わせて開催されたカンファレンスにて公開されていたCPUで、「P」シリーズは高性能スリムノートPC向け、「U」シリーズは超薄型・軽量ノートPC向けの新ラインナップ。2月に販売が始まっていたエンスージアスト向け「H」シリーズに続いて製品出荷がアナウンスされた格好だ。

これまで登場した第12世代Intel Coreプロセッサと同様に、PコアとEコアを1チップに統合した「ハイブリッド・アーキテクチャ」を採用。TDP28Wの「P」シリーズは最上位モデル「Core i7-1280P」が14コア/20スレッド（Pコア：6コア/12スレッド、Eコア：8コア/8スレッド）、TDP15W/9Wの「U」シリーズは最上位「Core i7-1265U」が10コア/12スレッド（Pコア：2コア/4スレッド、Eコア：8コア/8スレッド）を内蔵する。前世代との比較では、マルチスレッド性能が最大70％向上しているという。

また、最大96EU構成のIntel Xe Graphicsを内蔵。前世代比で3Dレンダリング性能は2倍になり、ほとんどのゲームタイトルにおける1,080pプレイが可能とされる。そのほか、Wi-Fi 6EやBluetooth 5.2、Thunderbolt 4などをサポートする。

ノートPC向け第12世代Intel Coreプロセッサの「P」シリーズおよび「U」シリーズは、Acer、ASUS、Dell、富士通、HP、Lenovo、LG、MSI、NEC、Samsungなどの各メーカーから搭載製品が登場。3月以降に製品の販売が開始される。

文： 編集部 絵踏 一
Intel Corporation： https://www.intel.com/