2022.07.12 15:37 更新
2022.07.12 配信
株式会社キングジム(本社:東京都千代田)は2022年7月12日、テキスト入力に特化したデジタルメモの最新モデル「ポメラ DM250」を発表した。市場想定売価は税抜54,800円で、7月29日より販売が開始される。
2008年11月に初代モデルが発売されて以来のロングセラー商品になっている、「ポメラ」シリーズの最新作。2016年10月に発売された前世代「DM200」のボディデザインはそのままに、「文章を書くための機能をひたすら極めた」という使いやすい新機能の追加、さらにハードウェア面のアップグレードが盛り込まれている。
ディスプレイは7型液晶(1,024×600ドット/バックライト搭載)を採用。カラーは通常モデルのダークグレーのほか、直販ストアにてホワイトカラーが250台限定で販売される |
ソフトウェア面では、「ポメラ」向けに最適化された日本語入力システム「ATOK for pomera[Professional]」が強化。誤字や慣用表現の誤りを指摘・自動訂正する機能を備えるほか、縦書きの脚本や台本の作成に適した「シナリオモード」が追加されている。また、ユーザーの要望を反映し、削除したり上書きしたファイルを復旧できるゴミ箱、オートバックアップ機能を追加。ファイルあたりの保存文字数も2倍に拡張されている。
そして従来QRコードを介してやり取りしていた、スマートフォン連携機能も進化。Wi-Fi接続で直接本体とテキストファイルの共有が可能になり、専用アプリのファイル一覧からダウンロードするのはもちろん、アプリ内のファイルを「ポメラ」に送信することができる。
快適な入力に欠かせない17mmピッチのキーボードは、可読性を高めたモダンなAXISフォントなどデザインを刷新。JIS配列に加えて「ポメラ」向けにカスタマイズした英語配列を追加、親指シフトもより入力しやすい改良レイアウトが導入された。
充電用のType-Cコネクタと充電確認用のLEDインジケータ |
そのほか、ボディサイズは変わっていないもののバッテリライフが改善され、フル充電で最大24時間動作する(従来機は18時間)。充電用コネクタにもUSB Type-Cを採用、新たに充電確認用のLEDインジケータも追加された。なお外形寸法は幅263mm、奥行き120mm、厚み18mm、重量約620g。
文: 編集部 絵踏 一
株式会社キングジム: https://www.kingjim.co.jp/