「Mac mini」はM2 Pro版とリーズナブルなM2版をラインナップ

Apple Inc.（本社：アメリカ カリフォルニア州）は2023年1月17日（現地時間）、自社開発の最新SoC「M2 Pro」および「M2 Max」と、それを搭載する新しい「MacBook Pro」および新しい「Mac mini」を発表した。日本ではいずれも2月3日より販売が開始される。

「M2 Pro」は第2世代の5nmプロセスで製造されるSoCで、CPUが高性能コア×8/高効率コア×4構成の最大12コア、GPUは19コアを搭載。前世代の「M1 Pro」からCPU性能は最大20％、GPU性能は最大30％向上しているという。ユニファイドメモリ帯域幅は200GB/sで、容量は最大32GBを搭載する。

「M2 Max」は、トランジスタ数が670億に達する上位SoCで、CPUは12コア、GPUは最大38コアを搭載。前世代の「M1 Max」に比べ、GPU性能は最大30％向上している。ユニファイドメモリ帯域幅は400GB/s、メモリ容量は96GBに対応する。また、共通で秒間15兆8,000億回の演算が可能という16コアのNeural Engineが統合されている。

新しい「MacBook Pro」は、10コアまたは12コアのM2 Pro、12コアのM2 Max搭載モデルをラインナップ。筐体も四隅がやや角張った新しいデザインが採用されている。販売価格はM2 Pro搭載の14型MacBook Proが税込288,800円から、M2 Pro搭載の16型MacBook Proは税込348,800円から。

メモリは最大96GBでストレージは512GB/1TBから（最大8TB）選択可能。Liquid Retina XDRディスプレイを搭載し、解像度は14型が3,024×1,964ドット、16型が3,456×2,234ドットに対応する。新SoCの搭載により電力効率が向上、バッテリ駆動時間は14型が最大18時間、16型が最大22時間になった。インターフェイスはThunderbolt 4×3などを搭載、ネットワークはWi-Fi 6Eをサポートする。

新しい「Mac mini」は、M2とM2 Pro搭載モデルをラインナップ。M2搭載モデルは税込84,800円からとリーズナブルな価格設定になっており、M2 Pro搭載モデルは税込184,800円から販売される。

メモリは8GB/16GB、ストレージは256GB/512GB（最大8TB）を選択可能。インターフェイスはM2 Pro搭載モデルの場合Thunderbolt 4×4（M2モデルは2基）を実装、ネットワークはWi-Fi 6Eをサポートする。

文： 編集部 絵踏 一
Apple Inc.： https://www.apple.com/