Solidigm製SSDはシーケンシャル・ランダム性能が自動で大幅向上

Solidigm（本社：アメリカ カリフォルニア州）は2023年5月3日（現地時間）、SSD用の最新ソフトウェア「Solidigm Synergy 2.0 Software」を発表した。

Solidigmが提供する、SSD用の無償ソフトウェア・スイート「Solidigm Synergy Software」の最新版。Solidigm製SSDのパフォーマンスを自動的に向上させる「Solidigm Synergy Driver」と、他メーカー製品を含めSSDの健康状態レポートやツールを提供する「Solidigm Synergy Toolkit」の2つから構成。同社では両方のオプションを利用することを推奨している。

「Solidigm Synergy Driver」は、アクセス頻度の高いファイルを学習して優先順位をつける「Fast Lane」機能を搭載。ドライブ使用量が増えてもパフォーマンスを維持することが可能で、「P41 Plus SSD」との組み合わせでは空き容量50％でもランダム読込速度が最大120％向上するという。さらにシーケンシャル読込を最大350％向上させる「Smart Prefetch」、ランダム書込を最大20％改善する「Dynamic Queue Assignment」といった機能も備える。

「Solidigm Synergy Toolkit」は刷新されたグラフィカルユーザーインターフェイス（GUI）により、SSDのアクティビティ監視やレポート、動作温度表示、健康状態チェックなどが簡単に行えるメーカー不問の便利ツール。ドライブの完全性を確認する「Diagnostics」、安全なデータ消去機能「Secure Erase」、詳細な使用特性を把握できる「SMARTレポート」などの機能が利用できる。

文： 編集部 絵踏 一
Solidigm： https://www.solidigm.com/