2023.05.22 18:20 更新
2023.05.18 配信
Samsung Electronics Co., Ltd,(本社:韓国)は2023年5月18日(現地時間)、12nmクラスの製造プロセスを採用した16GbitのDDR5 DRAMメモリについて、本格的な量産開始を発表した。
【関連記事】Samsung、12nmクラスの製造プロセスを採用するDDR5 DRAMメモリの開発に成功(2022.12.21 17:14 更新)
2022年12月に開発の成功がアナウンスされていたDRAM製品で、セル容量を増加するための新しい高誘電率材料を採用。静電容量の大きさによりデータ信号に大きな電位差が発生し、それにより信号を正確に区別しやすくなるという。
消費電力は最大23%削減されたほか、改善された独自の回路設計や高度な多層極紫外線(EUV)リソグラフィとの組み合わせにより、業界最高のダイ密度を実現。ウェハあたりの生産性は最大20%向上するとされる。なお転送速度は最大7.2Gbpsで、これは30GBのUHD動画2本をわずか1秒で処理できる性能という。
文: 編集部 絵踏 一
Samsung Electronics Co., Ltd,: https://www.samsung.com/