高速描画の量子ドットOLEDパネルを採用した大判ディスプレイ

ASUSTeK Computer Inc.（本社：台湾）は2023年5月30日（現地時間）、ウルトラワイドの量子ドットOLEDパネルを採用する49型有機ELディスプレイ「ROG Swift OLED PG49WCD」を発表した。

アスペクト比32:9に達するウルトラワイドな大判ディスプレイで、曲率1,800Rに湾曲した量子ドットOLEDパネルを採用。5,120×1,440ドットと超高解像度ながら、リフレッシュレート144Hzかつ応答速度0.03msというゲーミンググレードの性能を備えている。ディスプレイ同期技術はAMD FreeSync Premium Proに対応する。

また、キーボード・マウスを複数PC間で切り替えて共有できるKVM機能を搭載。ノートPCに接続と同時に給電できるUSB PD対応（最大90W）のType-Cポートも備える。

そのほか、有機ELディスプレイで心配される焼き付きを防止する機能を搭載。大型のカスタムヒートシンクやグラフェンフィルムを使用したパネル冷却により、OLEDパネルの状態を維持することができる。

なおこれと同様のディスプレイは、COMPUTEX TAIPEI 2023のブース取材記事にてMSIのコンセプトモデルをご紹介したばかり。仕様はほぼ同等（MSI製品は240Hz駆動）、今年は近いスペックをもつディスプレイが複数メーカーから相次いで登場するかもしれない。

文： 編集部 絵踏 一
ASUSTeK Computer Inc.： http://www.asus.com/