4年ぶりの新作「風魔」シリーズ

株式会社サイズ(本社：千葉県松戸市)は2023年8月9日、オリジナル設計のサイドフロー型CPUクーラー「FUMA3」(型番：SCFM-3000)を発表。8月25日(金)より販売を開始する。

2019年4月に発売された前作「風魔弐」(型番：SCFM-2000)から4年振りとなる、シリーズ最新モデル。φ6mmヒートパイプ6本と2ブロックのヒートシンクで構成したハイエンドクーラーで、新たにヒートシンクトップ部分に、サンドブラスト仕上げのブラックトップカバーを装着した。なお放熱フィン厚は0.4mmで、銅製受熱ベース部は「高密度ベース構造」とした。

搭載ファンは120mm x2基のデュアル構成。フロントファンは15mm厚、ミドルファンは26mm厚で、いずれも振動吸収ラバーパッドを装着済み。回転数は共通で300±200rpm～1,500±10%rpmとされ、風量はそれぞれ8.16～39.44CFMと16.90～67.62CFM、騒音値は2.58～23.8dBAと4.0～28.6dBA、静圧は0.44～9.41Pa/0.045～0.96mmH2Oと0.74～14.71pa/0.075～1.5mmH2Oとされる。

搭載ファンは新型「KAZE FLEX II 120」で、フロントは反時計回り、ミドルは時計回りの「2重反転方式」を採用。気流の乱れを低減し、高い冷却性能を引き出している。

対応ソケットはIntel LGA15xx/1200/1700/2011/2011(v3)/2066、AMD Socket AM4/AM5。

外形寸法は幅180mm、奥行き190mm、高さ155mm、重量1,685g。製品には注射器型グリス「Thermal Elixir 3」(1g)、塗布用ヘラが付属。リテンションは新型「スプリングスクリュー式ブリッジリテンション」H.P.M.S.Vを採用する。

文： エルミタージュ秋葉原編集部 松枝 清顕
株式会社サイズ： http://www.scythe.co.jp