2023.10.26 11:31 更新
2023.10.25 配信
SK hynix(本社:韓国)は2023年10月25日(現地時間)、最新のモバイル向けDRAM「LPDDR5T」について、Qualcomm Incorporated(本社:アメリカ)との互換性検証の完了を発表した。
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「LPDDR5T」は最大9.6Gbpsの転送速度を誇る最新DRAMチップで、1月の開発完了以来、Qualcommの協力により互換性検証が進められてきた。このプロセスの完了により、業界で初めて最新SoC「Snapdragon 8 Gen 3」との互換性が証明。今後世界中のスマートフォンメーカーに提供される予定という。
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なお、シングルチップを複数組み合わせた容量16GBの製品を提供予定で、データ処理速度は77GB/s。1秒間にフルHD映画15本分転送できる速度ながら、電圧を1.01~1.12Vに抑えた省電力動作も特徴とする。
なおSK hynixでは、現在開発が進められている次世代DRAM「LPDDR6」の導入に先立ち、「LPDDR5T」が市場で大きなシェアを獲得すると予想している。
文: 編集部 絵踏 一
SK hynix: https://www.skhynix.com/