ソケット周辺を冷却する60mmファンをウォーターブロックに内臓

株式会社サイズ（本社：千葉県松戸市）は2024年3月27日、Arcticブランドのオールインワン型水冷ユニット「Liquid Freezer III」シリーズについて、新規取り扱い開始を発表した。4月12日に発売予定で、市場想定売価は税込15,980円から。

「Liquid Freezer II」の後継モデルにあたり、240mmラジエーターモデル「Liquid Freezer III – 240」（120mmファン×2）、280mmラジエーターモデル「Liquid Freezer III – 280」（140mmファン×2）、360mmラジエーターモデル「Liquid Freezer III – 360」（120mmファン×3）をラインナップする。

トレードマークだったウォーターブロック内蔵の冷却ファンは新シリーズでも継承。60mmの周辺冷却用ファンを内蔵し、ソケット周りのVRMモジュールを効果的に冷却する。また、最適化された自社開発の新型PWMポンプ、フィン密度の高い38mm厚のラジエーター、冷却ファンのデイジーチェーンなどを特徴とする。

ユニークな点としては、特許出願中の専用フレーム「LGA1700コンタクトフレーム」が付属。ソケットカバーの分解が必要なためマザーボードの保証がなくなるものの、冷却性能の安定化とマザーボード・CPUへの物理的負荷の最小化が可能という。

なお、ホットスポットがIHS中心からオフセットされているAMD Ryzenプロセッサ向けには、正確にホットスポットに取り付け可能な「ネイティブAMDオフセット」が採用されている。

なお冷却ファンの仕様は、120mmファンが回転数200～1,800rpm、風量56.30CFM、静圧2.20mmH2O。140mmファンが回転数200～1,700pm、風量72.8CFM、静圧2.4mmH2O。VRMファンは400～2,500rpmとされる。

そのほか、対応プラットフォームはIntel LGA1700、AMD AM5/AM4。メーカー保証は2年間。

文： 編集部 絵踏 一
Arctic： http://www.arctic.ac/
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