2024.08.29 11:00 更新
2024.08.28 配信
Intel Corporation(本社:アメリカ カリフォルニア州)は2024年8月28日(現地時間)、ハイエンドデスクトップ(HEDT)およびワークステーション向けの次世代CPUとして「Xeon W-3500」シリーズと「Xeon W-2500」シリーズを発表した。
従来の「Xeon W-3400」シリーズおよび「Xeon W-2400」シリーズの後継にあたる“Sapphire rapids”のリフレッシュ版プロセッサで、アーキテクチャは共通。CPUソケットとチップセットも従来通りLGA4677とIntel W790を使用する。
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「Xeon W-3400」シリーズは、60コア/120スレッドの「Xeon W9-3595X」など7SKU、「Xeon W-2500」シリーズは26コア/52スレッドの「Xeon W7-2595X」など7SKUをラインナップする。前世代からコア数が最大8コア増加したほか、それに伴ってL3キャッシュも増量。前世代比でマルチスレッド性能は最大11%向上しているという。
メモリは8チャネルのDDR5-4800 RDIMMに対応、容量は最大4TB(Xeon W-2500シリーズは最大2TB)を実装可能。またPCI Express 5.0をサポートし、「Xeon W-3500」シリーズは最大112レーン、「Xeon W-2500」シリーズは最大64レーンを備える。
そのほか、第3世代Intel Deep Learning BoostとAVX-512をサポートし、AI学習および推論性能も向上した。ネットワークはWi-Fi 6Eが統合。Intel vPro Enterprise Technologyにより、ハードウェア強化型セキュリティ機能やファームウェアバージョン管理、リモート管理機能などが利用できる。
なお「Xeon W-3500」シリーズおよび「Xeon W-2500」シリーズは、9月よりシステムの提供を開始。市場想定売価は609ドル(Xeon W3-2525)から5,889ドル(Xeon W9-3595X)とされる。
文: 編集部 絵踏 一
Intel Corporation: https://www.intel.com/