エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.2
2009.03.21 更新
文:GDM編集部 松枝 清顕
「CP-850」は、ATX12V v2.3/EPS12V v2.91準拠の“CPXフォームファクター”電源。ケーブルは着脱式を採用し、耐久性を向上させたアドバンストケーブルマネジメントシステムにより、混線を無くしクリーンなエアフローが実現できるとしている。
各コネクタは、メイン24ピン電源コネクタ×1、CPU補助4ピン電源コネクタ×1、CPU補助8ピン電源コネクタ×1、6+2ピンPCI-E電源コネクタ×2、6ピンPCI-E電源コネクタ×2、SATA電源コネクタ×9、ペリフェラル電源コネクタ×9、FDD電源コネクタ×1となり、必要に応じたケーブルを使用すれば良い。着脱式ケーブルは、発売当初コネクタ口からのノイズの問題等なマイナス面も取り上げられたが、このモデルのように、コネクタ口数が2+2等必要最低限に抑えられており、未使用コネクタ口を別途蓋等で塞ぐ事も無くなってきている。
出力は、4つの独立した+12V出力回路により、安定した高出力が常時約束され、電圧フィードバック回路および厳密な負荷レギュレーションにより、電圧を均等に確保され、パワーと安定性が良好となっている。また、電源効率性認証である80PLUSを取得し、NVIDIA SLI認可テストもクリアされている。
さらに力率改善回路であるアクティブPFC回路を搭載。電力損失を抑え、効率的な稼働ができる。その他、工業用グレードの保護回路が搭載されており、過電圧保護(OVP)、短絡保護(SCP)、過電流保護(OCP)により、負荷による損傷を未然に防止。各種安全性認証、UL、FCC、CCC、CB、TUV、C-Tick等が取得されている。
なお筐体排気側は優れた通気性能でありながら強度が高い蜂の巣状のハニカム構造が採用されているのも特徴で、製品はAntec Quality5年間保証付きだ。
筐体強度を保ちながら通気性が良好なハニカム構造が採用されている | 着脱式ケーブルコネクタ口部。上部の赤は、PCI-E/HDDへ供給される+12V3/+12V4、下部の黒は、HDD供給用の+12V1/+12V2となる |
各出力スペック | 着脱式ケーブル |