エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.4
2009.04.09 更新
文:テクニカルライター Jo_kubota
では、ここから組み立て時の注意点を見ていこう。キャビネットを開けるには背面にあるローレットスクリューを3本外すだけでOK。続いてドライブステイを外す。これは2本のネジを外せば簡単に外れる。
続いてCPUクーラーを外そう。背面にある4本のローレットスクリューを外し、続いてCPUクーラーを固定しているネジ4本を緩めることで、外すことができる。このとき、ファンの電源コネクタをあらかじめ抜いておくことを忘れずに。
内部の様子 効率のよい冷却をするため、ICH~MCH~VRDに銅製ヒートシンクが取り付けられ、それぞれヒートパイプで結ばれている |
まずはCPUを取り付ける。今回は、Core i7-965 Extreme Editionを取り付けた。CPUソケットのレバーが電源ユニットにぶつかり90度以上にならないため、ちょっと外しにくいが慌てず作業すれば大丈夫。
メモリスロットは4スロットあるが、基本的に赤いスロットに3枚挿すのが原則だ。黄スロットは、どうしても増設したい時の保険となるスロット。今回はPC3-10600(DDR3-1333)のメモリとして、サンマックステクノロジーズ製(SanMax)、Corsair製、PC3-8500(DDR3-1066)のQimonda製メモリを試してみたが、いずれも正しく認識でき、特に問題も起きなかった。OCではないメモリを使う限り、特に相性の心配はしなくてよさそうだ。
ただ販売店からの情報によると、OCモードとなるDDR3-1600は、今のところSanMax製の特定のモジュールのみ対応で、他のメーカーでは動かないという噂もあるので、装着するのであれば、PC3-10600以下のメモリを使うことをお勧めする。
メモリ取り付け後にCPUクーラーを取り付けよう。なぜならCPUクーラーを先に装着してしまうとメモリが装着しにくいからだ。
CPUに付属のグリスをまんべんなく塗布し、あとはCPUクーラーを載せて「グリグリ」と動かして馴染ませてやればOK。その後、CPUクーラーのネジを回して固定する。
このとき①を少し回し、②を少し回し、③をギュッと締め、④をギュッと締めたあと、再び①と②を最後まで締めこむと均等に圧力をかけられる。コツは①と②を最初に緩めに固定することだ。ネジを締めたら、ファンを上から被せるように取り付け、背面のローレットスクリューで固定しよう。最後にファンのコネクタを「FAN1」に装着することを忘れずに。
ビデオカードを取り付ける準備として、拡張スロットのパネルを外しておこう。ネジを2本外して、押さえている金具を上に跳ね上がれば目隠し蓋を外すことができる。