エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.4
2009.04.09 更新
文:テクニカルライター Jo_kubota
さてもっとも気になるのが装着可能なビデオカードだろう。一体どんな製品まで装着可能なのだろうか。というわけで、写真を見て頂くのが一番だが、ミドルレンジで比較的ポピュラーなGeForce 9800 GTを装着してみたところ,これは全く問題なかった。
では、もの凄く長い、約270mmのGeForce GTX 280は挿せるのだろうか?と試してみたら、結論から言えば装着することは可能だ。が、問題もある。
本製品のPCI Express補助電源コネクタは、6+(6+2)という構成で、製品のサポートリストにはGeForce GTX 285/295やGeForce 9800 GX2といったハイエンドビデオカードも掲載されている。実際、秋葉原でサンプル版が入荷したショップ(アーク)では、GeForce GTX 285を見事に装着していた。
しかし、コネクタが上部に来るハイエンドビデオカードの場合、電源コネクタがドライブステイと干渉してしまうため、これを回避する技が必要となる。このあたりは、ユーザーのスキルに左右されるため、「100%装着可能」ではなく「がんばれば装着可能」というレベルだ。なお補助電源コネクタが横向きとなっているビデオカードならほとんどの製品は問題なく収まるため、取り付けるなら、GeForce GTS 250や同 9800GTX+くらいまでにするのが無難だろう。
また2スロット占有型のGPUクーラーでも比較的余裕があり、キャビネット側にも吸気口が空いているので、冷却はそれほど心配しなくてよさそうだ。
GeForceGTX285装着に関して 編集部が秋葉原取材中、たまたまアークでGeForceGTX285装着の検証に立ち会う機会があった。やはりケーブルの取り回しには苦労したものの、無事にGeForceGTX285の装着に成功。翌日まで回したベンチマークソフトも問題なく動作していたという。あくまで参考例として動作を保証するものではないが、購入を検討する際には役立つはずだ。(※編集部注釈) |
続いてドライブを取り付ける。まずはHDDを先にステイに取り付けてしまおう。その後、ケースに取り付けてネジで固定する。このとき、ステイとビデオカードが接触していないことを確認しておこう。万が一接触しているようなら、ビデオカードの位置を微調整するか、あるいは絶縁シートを貼るといった対策が必要になる。最後に光学ドライブを上から入れて、ネジで固定する。ドライブを固定するネジは正面向かって右側から取り付けると、トレイのオープンボタン位置がずれにくい。