CPUクーラーエリア

まず忘れてならないのが、CoolerMasterという名前からも解るように、本来CPUクーラーを専門とするメーカーであるという事。近年どうしても国内ではケースの印象が強くなっている事は否定できないが、CoolerMasterの作るCPUクーラーは群を抜いて工作精度が高く、OEMではなく自社で作られている数々のモデルは、これまでの歴史の積み重ねから誕生した、技術の粋が盛り込まれた製品なのである。

ペルチェ素子をベースに作られた話題の「V10」は、CPUクーラーエリアで一番の注目株となっている。

ノートPC用クーラーも積極的に展開しているが、残念ながら日本ではあまりお目にかかれない。

電源ユニットエリア

日本国内では、高出力電源のイメージが強いCoolerMasterだが、実は低出力から高出力まで幅広いラインナップとシリーズを取りそろえている。
　また積極的に80PLUS認証を取得したモデルを市場に投入し、高効率の電源ユニットを取りそろえる等、ライバルメーカーを凌駕する勢いを今後見せてくれることだろう。

700W電源とPLCアダプタのセットモデルも参考出品されていた「Power LAN 700W」。コンセントからではなく、電源ユニットを介してのLAN接続となる。コンセプトとしてはたいへん面白い。果たして製品化はなされるのだろうか。話題性としては非常に高いものだ。