多くの自作ユーザーにとって“高嶺の花”だったSSDが、一気に手の届く価格帯に入った2009年。各社からは多くの新モデルが登場し、記憶媒体の主役として永く君臨し続けてきたハードディスクのリリース数を完全に上回り、今やその存在を脅かすまでになっている。
とは言ったものの、いわゆる容量単価では、まだまだハードディスクに軍配が上がるのは誰もが認めるところ。それでもSSDの性能特性は実に魅力的である。
SSDは、駆動部分の無いNANDフラッシュメモリを使用した二次記憶装置。ランダムアクセスの読み出し性能に優れ、OSやアプリケーション起動の高速化が図れるなど大きな利点がある。さらに低消費電力=低発熱での運用が可能となるため、ノートパソコンへの搭載に有利。その需要は、ネットブックの台頭に牽引されながら、第1次普及期と言われる2009年には多くの採用モデルが登場した。来るべき2010年も恐らくはこの状況に拍車がかかり、2009年を上回る第2次普及期を迎えることとなるだろう。
そこで今回は、ノートパソコン用からデスクトップパソコン用まで、圧倒的なラインアップでお馴染みの、PhotoFast社製のSSD全モデルをご紹介して行くことにしたい。
PhotoFastと言えば、新型コントローラーチップをいち早く搭載し、新製品リリースのスパンが速い事でも知られるSSDメーカーの第一人者。全てのラインナップを見て行くことで、搭載コントローラーチップやキャッシュメモリ容量などSSDの変遷も見て取れるだろう。
G-Monster V4 シリーズ
Microsoft Windows 7で採用されているTrimコマンドが不要で、世界初となる「Garbage Collection」を内蔵する1.8インチSSDの最新シリーズ。使用されなくなったメモリ領域を回収する事が可能で、従来SSDの弱点であった速度劣化を防止できる。
搭載されるコントローラーは、世界初となる新型コントローラー「eastwho」社製が採用され、各ノートPCメーカーとの相性の高さが特徴となっている。
インターフェイスは50pin IDE(東芝型)、44pin IDE(日立型)、40pin ZIF(東芝型)の3種類が用意され、容量も32GBから256GBまで、シリーズ合計16モデルをラインナップ。
型番 |
GM18M32E 50IDEV4 (32GB) |
GM18M64E 50IDEV4 (64GB) |
GM18M128E 50IDEV4 (128GB) |
GM18M256E 50IDEV4 (256GB) |
インターフェイス |
IDE(東芝型)
|
メモリタイプ |
MLC
|
コントローラー |
|
キャッシュ |
64MB DDR2
|
最大読込 |
128MB/s
|
最大書込 |
60MB/s
|
90MB/s
|
耐衝撃性能 |
1500G
|
外形寸法 |
約W54.0mm x D74.6mm x H5.0mm
|
質量 |
約15g
|
型番 |
GM18M32E ZIFV4(32GB) |
GM18M64E ZIFV4(64GB) |
GM18M128E ZIFV4(128GB) |
GM18M256E ZIFV4(256GB) |
インターフェイス |
ZIF(東芝型)
|
メモリタイプ |
MLC
|
コントローラー |
|
キャッシュ |
64MB DDR2
|
最大読込 |
128MB/s
|
最大書込 |
60MB/s
|
90MB/s
|
耐衝撃性能 |
1500G
|
外形寸法 |
約W54.0mm x D74.6mm x H5.0mm
|
質量 |
約15g
|
型番 |
GM18M32E 44IDEV4 (32GB) |
GM18M64E 44IDEV4 (64GB) |
GM18M128E 44IDEV4 (128GB) |
GM18M256E 44IDEV4 (256GB) |
インターフェイス |
IDE(日立型)
|
メモリタイプ |
MLC
|
コントローラー |
|
キャッシュ |
64MB DDR2
|
最大読込 |
128MB/s
|
最大書込 |
60MB/s
|
90MB/s
|
耐衝撃性能 |
1500G
|
外形寸法 |
約W54.0mm x D74.6mm x H5.0mm
|
質量 |
約15g
|