エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.29
2010.02.25 更新
文:テクニカルライター Jo_kubota
今回は、ここまで分解した。中央のブルーのヒートシンクには+12V用のPower MOSFETが実装されているが、取り外すことができなかった。基板を破壊するかハンダ槽にでも沈めて全てのハンダを溶かしてしまえば容易に外せるのだが、ハンダコテではここまでが限界。なお、12V用のPower MOSFETにはNチャンネルのIRFB3206が使用され、最大で120A(Max300W)という高性能な石が4つ使用されていた。RDS(ON抵抗)はTypicalで0.0024Ωと、かなりロス抵抗の低いものが使われている。RDS(ON抵抗)が低いほど高性能なPower MOSFETとなるが、普通このクラスの製品だと0.006~0.01Ωくらいなのだが、PRO87+が80PLUS GOLD認定を受けている最大の秘密はこのPower MOSFETにありそうだ。と言っても、それほど高価なものではなく、個人でも買っても1個あたり300円前後。もっともこれ4個で1,200円と考えると、「高い部品」となるのだが。