エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.36
2010.04.30 更新
文:テクニカルライター Jo_kubota
Corsair Memoryといえば、名前のとおりメモリメーカーとして著名なメーカーなのは、皆さん、ご存知のとおり。しかし、昨年よりCorsair Memoryは、電源ユニットのラインナップを拡充しており、当サイトでも何度か取り上げている。そのメーカーイメージどおり、手堅く、品質の高い電源ユニットを多数取り揃えているためか、高価というイメージを持つ人も多いかもしれない。しかし、同社にはコストパフォーマンスを重視した「TXシリーズ」がラインナップされている。
今回分解されるターゲットは、そんなTXシリーズで最大の電源容量となるの「CMPSU-950TXJP」だ。
CMPSU-950TXJPの特徴は、ズバリ価格だ。950Wという大容量ながら、実売で2万円を切っており、最安値で1万7000円前後というショップも存在する。このコストパフォーマンスの良さに惹かれる人も多いのではないだろうか。
また、安価ながらも80PLUS BRONZE認証を受けており、負荷率20%のとき変換効率が82%以上、負荷率50%のとき変換効率が85%以上、負荷率が100%のとき変換効率が82%以上を実現している点もポイントが高い。
2009年11月にリリースされた、80PLUS BRONZE認証の容量950W電源。高出力を誇りつつ、売価22,000円(当時)はコストパフォーマンスが高い | |
CORSAIR「CMPSU-950TXJP」 問い合わせ:株式会社リンクスインターナショナル |
安価といっても、ただ安いだけではなく、前述したように80PLUS BRONZE認証を受けているほか、140mmの大型静音ファンを搭載し、78Aという強力な12Vライン、そして5年間の保証が付いている点は、高価な電源ユニットを選ぶ上で、かなり魅力的なファクターになるのではないだろうか。
ではスペックを確認後、例によってその外観からチェックしてみよう。原型を留めなくなるだけに、今ここで確認しておかなければならない。つくづく無茶な企画であると思う次第。
CMPSU-950TXJP | |
出力 | 950W |
規格 | ATX12V v2.2 及び EPS12V 2.91準拠 |
搭載ファン | 140mmダブルボールベアリング |
保護回路 | 過電圧保護(OVP)、過電流保護(OCP)、過負荷保護(OPP) ショート回路保護(SCP)、低電圧保護(UVP) |
サイズ | 150(幅)×160(奥行)×86(高)mm |
重量 | 約3kg |
PFC | アクティブPFC |
80PLUS | BRONZE |
NVIDIA SLI | 対応 |
ATI CrossFire | 対応 |
MTBF | 100,000時間 |
保証 | 5年間 |
CMPSU-950TXJP | ||||||||||
DC OUT | +5V | +3.3V | +12V | -12V | +5Vsb | |||||
Max Current | 25A | 25A | 78A | 0.8A | 3A | |||||
Max Combined Wattage |
150W | 936W | 9.6W | 15W | ||||||
TOTAL POWER 950W |