エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.37
2010.05.03 更新
文:GDM編集部 松枝 清顕
転送スピードテストを行う前に、ドライバのインストールが必要だ。ここでは順を追ってセットアップ画面をご覧いただこう。まずお断りしておくと、別段難しい事はひとつも無く、「GM3000EX」は同梱のドライバCDを使用してNECのUSB3.0チップドライバをあてるだけ。「GIGABOX」についてはそのまま挿せば労せず認識してくれる。
準備万端。環境が整ったところで、USB3.0ボード「GM3000」+Mach SSDを内蔵させた「GIGABOX」の実力を計測してみたい。今回使用したノートPCはSONY VAIO Eシリーズ。CPUにはIntel Core i3-330M(2.13GHz)+Intel HM55 Expressチップで構成されており、OSにはWindows 7 Home Premium 64bitがインストールされている。
計測にはいつも通り「CrystalDiskMark 3.0」を使用した。またMach Xtreme「MXSSD2MDS-100G」(100GB)は、コントローラーにSandForce SF-1200が搭載されているため、その特性から「CrystalDiskMark 3.0」では圧縮率の高い「All 0x00」で計測を行っている。これについては過去レビューに詳しいので、ご一読頂ければと思う。
SONY VAIO E | |
CPU | Intel Core i3-M330(2.13GHz) |
チップセット | Intel HM55 Express |
メインメモリ | 4GB |
OS | Windows 7 Home Premium 64bit |
テストに使用したMach Xtreme「MXSSD2MDS-100G」(100GB)の公称転送速度から言うと、額面通りとは行かない。そもそもデスクトップ向けマザーボードにおいてもUSB3.0(またはSATA 6Gbps)PCI-Expressとチップ間の帯域ボトルネック解消にブリッジチップを搭載させたモデルと非搭載モデルでは転送速度に見過ごせない差が現れる事が分かっているが、今回用意した環境でもUSB3.0-SATAブリッジの影響や後述するExpressCard34スロットの仕様など、原因はいろいろと考えられるだろう。