mSATA SSD「MS-701」シリーズ240GBテストセッション

ここからは実際に「MS-701」シリーズの240GBモデル「MRMAD4B240GCDM2C00」のパフォーマンスを確認していこう。ベンチマークソフトには「AS SSD Benchmark 1.6.4237.30508」、「CrystalDiskMark 3.0.1c」、「HD Tune Pro 4.60」、および「ATTO Disk Benchmark 2.47」の4種類を使用した。
　テストはこれまでと同様OS、ドライバ、ベンチマークソフトのみをインストールしたシステム用のHDDを用意し、SSDにはデータを入れない状態で行った。なお余分な負荷をかけないために、ベンチマークテスト中はネットワークケーブルを抜いて測定を行っている。テスト環境は以下の通り。

SATA3.0（6Gbps）環境でのパフォーマンスをチェックする

それではSATA3.0（6Gbps）環境でのパフォーマンスから確認していこう。とはいえ手元にSATA3.0（6Gbps）に対応したmSATAスロット搭載PCがないため、今回はRENICE製mSATA-SATA変換基板を用意し、マザーボードのSATA3.0（6Gbps）ポートに接続した。

mSATA SSDを2.5インチSATA SSDに変換するRENICE製基板。シンプルな構成ながらいかにも自作魂をくすぐるアイテムだ

データ圧縮率による性能の違いを「AS SSD Benchmark 1.6.4237.30508」でチェック

それでは「AS SSD Benchmark 1.6.4237.30508」のCompression Benchmarkを使って、データ圧縮率による性能の違いをチェックしていこう。

AS SSD Benchmark 1.6.4237.30508

SandForce「SF-2218」コントローラを搭載しているため、予想していた通り、読込/書込ともに圧縮率の影響は確実にある。ただし、読込については最低でも340MB/sec前後と落ち込みが少なく、善戦している。一方、書込は100MB/secを切る場面も見られるなど落ち込みが大きく、基板サイズによりNANDフラッシュ搭載数が制限されるデメリットが出ているようだ。