エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.159
2012.07.27 更新
文:GDM編集部 池西 樹
まずはデータをまったく書き込まないクリーンな状態における「PX-256M3P」のパフォーマンスを確認していこう。ベンチマークソフトには「AS SSD Benchmark 1.6.4237.30508」、「CrystalDiskMark 3.0.1c」、「HD Tune Pro 4.60」、および「ATTO Disk Benchmark 2.47」の4種類を用意。テストPCはSSDへの換装を予定している筆者のメインPCで行い、ベンチマークテスト中は余計な負荷をかけないためにネットワークケーブルを抜いた状態で測定を行っている。テスト環境は以下の通り。
「AS SSD Benchmark 1.6.4237.30508」のCompression Benchmarkの結果を確認すると読込は500MB/sec前後、書き込みは410MB/sec前後で安定し、当然ながら圧縮率の影響は受けていない。このあたりまさにデータに関係なく高い性能を発揮するPLEXTORブランドSSDらしいスコアといっていいだろう。
続いて「CrystalDiskMark3.0.1c」を使って、データサイズの影響やランダムアクセス性能をチェックしていこう。ちなみに、圧縮率の影響がないことが確認できているためテストデータはデフォルト(ランダム)のみ測定している。
まずシーケンシャル読込に目を向けると読込は最高518MB/secで公称値まであと一歩。書込は最高428MB/secと公称値を上回るスコアでいずれも優秀。さらにテストサイズによるばらつきもなく安定性の高さ確認できた。
またランダムアクセスは、4Kは読込33MB/sec、書込68MB/sec。NCQ(Native Command Queuing)が効く4K QD32では読込300MB/sec、書込最大265MB/secで特に読込性能の高さが光る結果となった。ちなみにIOPS換算では読込が78,000 IOPS、書込64,000 IOPSでいずれもほぼ公称値通りのパフォーマンスを発揮している。