Intel Smart Response Technology向けmSATAスロット
CPUソケットの下には、Intel Smart Response Technology向けのmSATAスロットも用意されている。ただし内蔵SATA_5ポートと排他のため、転送速度はSATA2.0(3Gbps)に制限される。
mSATA SSDはケーブルレスで使用できるため、速度は制限されるが大容量モデルと組み合わせて起動ドライブにするのも面白い
クイックボタンやUEFIスイッチなど充実したオーバークロック機能を搭載
前述通りオーバークロック用途を強く意識した「GA-Z77X-UP5 TH」には、「電源」「リセット」「CMOSクリア」ができるクイックボタン、起動ROMを切り替えるUEFIスイッチ、オンボード電圧測定モジュール、DEBUG LEDなどオーバークロック向け機能が多数用意されている。
後半のテストセッションで重宝したクイックボタン。特にワンプッシュでUEFIを初期化できるCMOS SWは非常に有用 |
VCore、CPU VTT、VDIMMなどの電圧をリアルタイムで測定できるオンボード電圧測定モジュール |
起動ROMの切替ができるUEFIスイッチ。向かって右側にするとMAIN ROM、左側にするとSUB ROMから起動する |
POST状態を確認できるDEBUG LED |
DEBUG LEDのコードリストはマニュアルのAppendixに記載されている
ピンヘッダや各種コネクタをチェック
続いて「GA-Z77X-UP5 TH」の充実したピンヘッダや各種コネクタをチェックしていこう。
ATXコネクタは一般的な24pinコネクタ |
ATX12Vは、オーバークロックによる消費電力増加でも安定した出力が行える8pinコネクタ |
USB3.0ピンヘッダは、メモリスロット横に1口とマザーボード下に2口の計3口 |
マザーボード左下に配置されたフロントオーディオ用ピンヘッダ。大型ケースで使用する場合はケーブル長に注意したい |
USB3.0やeSATAに押され気味のIEEE1394だが、MOやモバイルHDDではまだまだ現役 |
USB2.0ピンヘッダはON/OFF Charger対応(レッド)とノーマルタイプの2口。その横にあるのはTPMピンヘッダ |
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フロントパネルピンヘッダは、GIGABYTE統一仕様。慣れたユーザーなら迷うことなく接続できる |
バックパネルインターフェイスをチェック
Thunderboltポート×2、USB3.0×4、eSATA×1など高速インターフェイスがズラリと並ぶバックパネル。敢えて欲を言えばUSB2.0ポートはもう2口ほど増設して欲しいところ。
また、ディスプレイ出力は、DVI-D、HDMI、D-Subの3系統を用意。CPUがIvy Bridgeの場合、グラフィックカードなしでも3画面出力をサポートする。
DisplayPortにも利用できる、Thunderboltを2ポート搭載するため、ディスプレイ出力はD-Sub、DVI-D、HDMIの3系統。そのほかインターフェイスに、ギガビットLAN×1、オーディオ端子×5、光オーディオ端子×1、USB3.0ポート×4、USB2.0ポート×2、eSATA×1を用意