エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.164
2012.08.14 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
それでは次に今回の“脇役”であるグラフィックスカード2モデルの外観を駆け足でチェックしていこう。高品質なコンポーネントを使用する独自基板を採用しながら、どちらも基板サイズはブラケット幅に収まっている。ただしクーラーの存在感などに違いがあるため、似たような位置に搭載される「OC PANEL」用コネクタの装着感までは両方一緒とはいかないようだ。
「OC PANEL」用コネクタはカード先端に設置されている。出しゃばらないクーラーのおかげで装着に手間取ることもない |
クーラーが基板を覆うようにせり出しているため、先端に搭載する「OC PANEL」用コネクタは脱着が難しい |
さて、ここからはいよいよ「OC PANEL」の挙動チェックに移っていこう。ただしすぐに接続してパチパチといじるのではなく、まずはグラフィックスカード単体でのオーバークロック限界を探るのが先。そしてその壁を「OC PANEL」操作で突破しようというわけだ。
なお、オーバークロックにはGALAXY製のOCユーティリティ「XtremeTuner Plus 1.04」を、PWMコントローラ昇圧によるGPU Vcoreのモニタリングには総合モニタリングツール「HWiNFO64 v4.02」を使用。スコア計測にはDirectX 11世代の定番ベンチマークソフト「3DMark 11 Version1.0.3」を選択し、「Performance」設定の完走を目指すことにした。そのほか、テストに使用した環境は以下を参照のこと。
「GTX560TI WHITE3」の動作クロックを「GPU-Z 0.6.3」でチェックする。出荷時のコアクロックは950MHz、メモリクロックは4,400MHzだ |
こちらは「GTX680-SOC WHITE」の動作クロック。高負荷時はブーストクロックが1,241MHzまで上昇しているのが確認できる |
こちらは「OC PANEL」での電圧調整を「HWiNFO64 v4.02」で計測したもの。選択部分の電圧が1.0750Vから1.2125Vの間でリアルタイムに変動する |