「エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.155」で、
Patriot Memory(本社:アメリカ)の最上位ラインアップになる
「Viper Xtreme」シリーズに属するPC3-19200(2400MHz)対応メモリの性能を試したが、今度は新形状のヒートスプレッダを採用するPatriot Memoryフラッグシップモデルの
「Viper III」シリーズが、編集部に着弾した。ただ、最新モデルといってもすっかり定着しているPC3-12800(1600MHz)の性能を、そのまま試しても読者はもちろん、筆者も面白みがない。そこで、Patriot Memoryの国内販売代理店の
株式会社ファスト(本社:東京都千代田区)から、PC3-12800(1600MHz)よりワンラク高速ながら、価格差は1,000円未満とお手ごろなPC3-15000(1866MHz)動作に対応する
「PV38G186C9K」を借り受けて、性能と1866MHz動作のメリットを探ってみることにした。
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PC3-15000(1866MHz)4GB×2枚組デュアルチャンネルセット
「PV38G186C9K」
実勢価格税込6,200円前後(Viper IIIシリーズ製品情報) |
手ごろな価格で堅実なPatriot Memory
安価なメモリメーカーとしてのイメージがあるPatriot Memoryだが、AMDブランドメモリ「AP38G1608U2K」(PC3-12800 4GB×2枚組)などの製造元だったり、IntelのPCゲームイベント「Intel Extreme Masters」の公式メモリに採用されていたりと、手ごろな価格帯ながら、その信頼性と安定性はAMDとIntelのお墨付きだったりする。そんな、Patriot Memoryのフラッグシップとなる「Viper III」シリーズは、Intel Extreme Masters公認メモリの「Intel Extreme Masters Memory,Limited Edition」シリーズと同じデザインのヒートスプレッダを装備している。
「Intel Z68/Z77 Express」に最適化された「Intel Extreme Masters Memory,Limited Edition」。PC3-12800 4GB×2枚組で実勢価格は5,500円前後 |
同じく、PC3-12800 4GB×2枚組で実勢価格は5,000円前後とお手ごろなAMDブランドの「AP38G1608U2K」。意外にIntelユーザーにも人気があるとか |
現状、Viper IIIシリーズにはPC3-12800(1600MHz)/ PC3-15000(1866MHz)/ PC3-17000(2133MHz)の3種類があり、2枚組のデュアルチャンネルセットに加えて、LGA2011やLGA1155プラットフォームでの4枚差しに最適な4枚セットとラインアップが充実。Intelだけでなく、AMDプラットフォームにも最適化されている。
ニューデザインのスプレッダーを装備する「Viper III」シリーズの「PV38G186C9K」
スプレッダー中央には毒蛇の意味になる「VIPER」のロゴが入っている。Diamond社のグラフィックスカードを思い出す人は自作通だ |
高級感を醸し出すブラックカラーのPCBを採用。近頃のマザーボートともマッチする。ヒートスプレッダ上部は楕円形で、風に当たる面積を増やしている |