エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.166
2012.08.27 更新
文:GDM編集部 池西 樹
ここからは実際に「GV-N66TOC-2GD」のパフォーマンスをベンチマークソフトで確認していくことにしよう。
今回はリファレンスモデルと比較するため、GIGABYTEのチューニングツール「OC GURU II」を使ってベースクロックを定格に調整した状態でも計測を行なっている。ただしブーストクロックがベースクロックと連動しており993MHz(リファレンス980MHz)までしか落とせないため、あくまで参考値としてとらえていただければと思う。なお、テスト環境は以下の通り。
まずはDirectX 11世代の定番ベンチマークソフト「3DMark11 Version 1.0.3」を使ってチェックしていこう。今回は、アッパーミドルということで計測環境には「Performance」と「Extreme」2つのプリセット設定を使用した。
総合スコア、Graphics Scoreとも「Performance」で定格から約6%、「Extreme」で約5%スコアが上昇。GPU Boost機能ではTDPに余裕がある範囲でブーストクロック以上にクロックが向上するため、クロック差ほどの違いは出ていないものの、オーバークロックの効果はしっかりと現れている。
次にDirectX 10世代の定番ベンチマークソフト「3DMark Vantage1.1.0」でもテストを行った。こちらもプリセットは「Performance」と「Extreme」の2つで計測を行なっている。
「Performance」では、CPUがボトルネックになっているためか、総合スコア、GPU Scoreとも約3%とスコアの伸びがやや鈍い。一方「Extreme」では、GPUへの負荷が大きいためいずれも約5%と「3DMark 11 Version1.0.3」とほぼ同レベルのスコア向上が見られている。