エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.167
2012.08.28 更新
文:GDM編集部 Tawashi/池西 樹/絵踏 一
銃を構える兵士がデザインされたパッケージの外形寸法は実測でW310×D55×H210mmとコンパクトなサイズ。付属品はドライバCDとクイックインストールガイドのみといたってシンプルだ |
グラフィックスカードのパッケージはハイエンドモデル(高価なモデル)になるほど巨大化するのがもはや常識。反対にエントリー向けでは、簡易的なパッケージを採用するメーカーも少なくない。その点、Leadtekは昔から一貫して分かり易く、スポーツカーやロボットなどシリーズ毎のテーマで共通のデザインを採用。600番台のGeForceシリーズも例外ではなく、今回は“M4カービンを構えた兵士”が描かれたパッケージが採用されている。
本体の外形寸法はW111×D149.86×H25.65mmで、エントリー向けのグラフィックスカードとしては標準的なサイズに収まっている |
冷却クーラーは4本のネジで基板上に固定されている。画像の通りやや背面に飛び出している点が人によっては少し気になるかもしれない(画像左)/4画面同時出力を可能とする出力インターフェイスはDualLink DVI-I×1、HDMI×1、DisplayPort×1、D-Sub×1が用意される(画像右) |
さて、ここからは多画面出力のテストセッションに入っていこう。ここまでも触れた通り「WinFast GT640 2GB」のセールスポイントに挙げられているのが、カード1枚で4画面同時出力を可能とする点(ひとつ断っておくと「GeForce GT 640」搭載グラフィックスカードにおける4画面同時出力は、「WinFast GT640 2GB」固有の機能ではなく、出力インターフェイスの構成次第でどの製品も可能)。是非試しておきたい部分である。と、ここまで勝手に盛り上がってはみたものの、至極当然にして当たり前の問題が浮上。そう、テストにあたってはディスプレイ4枚とそれらを支えるモニターアームが必要なのだ。 そこで今回はテスト環境構築のため、Leadtekの国内正規代理店である株式会社アスクに機材協力を要請するも、一式の運搬もネックに。そこで担当T氏とともに同社の会議室を数時間に亘って占拠し、4画面同時出力のテスト環境を構築することにした。
偏光方式3Dに対応するZALMAN製の21.5インチワイド液晶ディスプレイ「TRIMON ZM-M215WGD」。入力端子はDVI×1、D-Sub×1を備える。今回のテストでは同じものを計4台用意した 製品情報(株式会社アスク) |
早速組み立て作業を開始。編集部より3人、株式会社アスクから担当者1人の計4人により、初めてのツールバーシステム組立とディスプレイ取り付け作業に取り掛かった。 組み立てマニュアルをにらみながらの作業となったが、株式会社アスク担当T氏の的確なアドバイスのおかげで、延べ1時間ほどで設置完了。作業自体は特別戸惑うことはないが、要所でお互いの手助けが必要な場面があるため、最低でも2人での作業は必須と感じた。
ディスプレイを6台まで取り付け可能でVESA規格に対応した水平3台2段のBelltech社製ツールバーシステム「EGTB-8026」。VESAパネルの最大取付け重量は各パネル12kgまで。およそ27インチクラスのディスプレイまで対応している 製品情報(株式会社アスク) |
組み立て作業内容自体は単純でさして難しい点はない。ただ、多少の力仕事を要求される場面もあり、最低でも大人2人は欲しいところだろう |