大柄なブルーのボックスを開梱、いざ本体観察へ

「N660GTX-Ti Twin Frozr IV PE OC」は、MSIグラフィックスカードのパフォーマンスモデルに位置付けられる「POWER EDITION」シリーズの製品だ。そのロゴが大きく描かれたパッケージは、マジックテープ式の前蓋を展開するとカード本体の姿を確認できるという仕様。大柄なパッケージサイズも然り、こういった演出はミドルクラスでは珍しい。前蓋の内側には「ミリタリークラスIIIコンポーネント」や「トリプルオーバーボルテージ」の概略など、製品の魅力が端的に図解されている。

清廉な印象を受けるパッケージ中央には「POWER EDITION」シリーズのロゴが飾られている。外形寸法は実測値でW345×D265×H83mm

見た目はほとんどハイエンド。貫禄十分な「N660GTX-Ti Twin Frozr IV PE OC」

手にとって見るとズシリとくる重量感。重さは698gで、カードの外形寸法はW250×D247×H36mmとミドルクラスとしてはかなり大型の部類に入り、ほとんどハイエンド並だ。特にショート基板モデルが出回るGTX 660Tiの中ではなおさらだが、そこは高信頼性基板や大型クーラー採用のトレードオフといったところだろうか。
　そして出力インターフェイスはDVI-I×1、DVI-D×1、HDMI×1、DisplayPort×1で、バスインターフェイスはPCI-Express3.0（x16）。カード単体で4画面出力に対応するほか、マルチディスプレイ3D表示技術「3D Vision Surround」をサポートする。

オリジナルクーラー「Twin Frozr IV」を搭載する「N660GTX-Ti Twin Frozr IV PE OC」。基板もそれなりに大型のものを採用するため、クーラー先端とカード終端はほぼ重なっている

漆黒のフレームにはブルーのラインがよく映える。クーラー上部はブラケット幅を7mmほどはみ出す仕様だ

基板背面にもメモリチップなど複数のチップが実装されている。大型クーラー「Twin Frozr IV」は中央の4本ネジで固定

出力インターフェイスはDVI-I×1、DVI-D×1、HDMI×1、DisplayPort×1。開封時にはすべての端子は防塵カバーが装着されていた