エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.171
2012.09.07 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
さて、本項ではクーラーを基板から取り外し、普段見ることのできない裏側からその様子を覗いてみよう。
搭載するMSIオリジナルの大型クーラー「Twin Frozr IV」は、ズシリと重いアルミ製の堅牢仕様。基板に装着された放熱用のアルミプレート然り、軽量化の意思は薬にしたくともないようだ。ただしその高い冷却性能は折り紙つき。80mm径のデュアルファンと8mmφの極太ヒートパイプ、銅製ベースのヒートシンクで強力に冷やす。さらに起動時にファンが逆回転してホコリを吹き飛ばす「ダストリムーバブルテクノロジ」に対応するなど、小粋なギミックも搭載されている。
ニッケル処理が施された銅製ベースの受熱部は工作精度が非常に高く、冷却性能の高さをうかがわせる。φ8mmの極太ヒートパイプが見た目にも頼もしい |
「N660GTX-Ti Twin Frozr IV PE OC」の基板は、高品質コンポーネントを満載した「ミリタリークラスIIIコンポーネント」仕様。かなりの余裕をもって設計されており、基板の外形寸法はW240×D100とミドルクラスの中では大型クラスだ。高耐久な部品のみならず、より高いオーバークロックを支える電源デザイン「Enhanced PWM Design」の採用など、随所に独自の工夫が施されている。
電源部に搭載されるNICOS製MOSFET「P0403BK」 |