エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.175
2012.09.21 更新
文:テクニカルライター 藤田 忠
ここまでのパフォーマンステストで、「GV-N670WF2-2GD」の高い安定性や「WINDFORCE 2X」の高冷却性能は、すでに見えてきているが、秋の夜長のゲーム三昧と11月に登場する予定で、「Battlefield 3」と同じ「Frostbite2」エンジンで描かれた美しいビジュアルに期待大の「Medal of Honor Warfighter」快適プレイを想定して、国内MMORPGの話題作「ファンタシースターオンライン2」、ヤリコミ中毒者続出中の「Diablo III」、「Battlefield 3」でのパフォーマンスも計測した。
まずは、人気オンラインゲーム「ファンタシースターオンライン2」のキャラクタークリエイト体験版に含まれているベンチマークでテストした。fpsの計測には「FRAPS」を利用し、ベンチマークスタート時から60秒間を記録した。
負荷は軽めのゲームのため、最高描画設定、解像度1,920×1,080ドットでもAverage fpsは100fpsオーバーを記録。正直、ミドルレンジでも十分快適に遊べるレベルだが、GTX 670なら例え多数のエフェクトが発生するシーンでも、カクつくことがない超快適なプレイを楽しめるだろう。
なお、実ゲームでも定格調整モデルとの差は誤差の範疇に……。
続いては「ファンタシースターオンライン2」と同じく、ミドルレンジGPUでも十分快適に遊べる中量級の「Diablo III」を使用。テストは解像度を1,920×1,080ドット、描画を選択できる最高値に設定し、最初の街となる「NEW TRISTRAM」内を60秒間同じルートで動いた際のfpsを「FRAPS」で測っている。
最後はアップデートによる最適化が進み、初期よりも軽くなっているものの、描画設定“最高”と高解像度では、まだまだ重量級となる「Battlefield 3」だ。
解像度は1,920×1,080ドットに固定。描画設定のみプリセットの“最高”と“高”に変更して計測を行っている。テストはミッション「COMRADES」の冒頭にながれる街中を車で走るシーンで計っている。
オンラインで快適にプレイするには、60fpsがマストと言える「Battlefield 3」だが、オーバークロック仕様の「GV-N670WF2-2GD」なら、“最高”描画の1,920×1,080ドットでも問題ないfpsになっている。定格クロックに調整した場合は、Average fpsこそ60fpsを余裕で超えているが、Min fpsは60fpsをわずかだが下回っている。