エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.177
2012.09.26 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
「MeduZa」の見た目はよくあるエルゴノミクスデザインのゲーミングマウスと言ったところ。悪く言えば平凡という表現になるのだが、突き詰めれば無難に使える形をしているということで、必ずしも欠点ではない。
そしてそのフォルムは親指を配置する左側が大きくくびれ、逆に右側は薬指を配置するなだらかな傾斜になっているという左右非対称デザイン。手のひらをベタ置きする、いわゆる“かぶせ持ち”に最適な形状が採用されている。ただし薬指をベッタリと密着させることを考慮した右側のフォルムが影響し、つまみ持ちなど他のスタイルにはあまり向いていない。基本的にはかぶせ持ちに限定した決め打ちスタイルで使用することになるだろう。
「MeduZa」のボタン数は、左右クリックとホイールクリック、ホイール直下のdpi変更ボタン、側面のサイドボタンとプロファイル変更ボタンの計7ボタンだ。ボタン数は多くはないものの、一般的なマウスに求められる必要十分は満たしている。また、ゲームだけでなく普段使いにも活躍するサイドボタンは親指を上に滑らせるだけで簡単にアクセスできるレイアウトを採用。その一方で指のマウント位置とは区別されているため、ゲームプレイにおける“誤爆”の心配も少ないはずだ。
なお、各ボタンのクリック感は明確で、やや硬めに設定されている。こちらも考えられたボタンレイアウト同様、押し間違えを軽減する意味で意義のある仕様といえるだろう。