エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.182
2012.10.22 更新
文:GDM編集部 池西 樹
GeForce GTX 650 Ti AMP! Edition 2GB DDR5(型番:ZT-61103-10M) 製品情報(ZOTAC)(画像上)とGeForce GTX 650 Ti 2GB DDR5(型番:ZT-61102-10M) 製品情報(ZOTAC)(画像下) |
Kepler世代の最後発として登場したミドルレンジ向けGPU GeForce GTX 650Ti。型番からはGeForce GTX 650寄りの印象を受けるが、GPUコアはGeForce GTX 660と同じ「GK106」が採用される。ただし、フルスペックの「GK106」では5基搭載されるSMXのうち1基が無効化されCUDAコア数は768基。またメモリバス幅も192bitから128bitへと縮小されるなど、高解像度でのパフォーマンスを中心に比較的大胆な制限がかけられている。
「GK106」のブロックダイアグラム。GeForce GTX 650TiではSMXの1基が無効化されている |
ただこの点についてはNVIDIAも十分承知しており、GeForce GTX 650Tiのメインターゲットを現在主流のフルHD解像度に設定している。実際これ以上の解像度を利用する場合、ディスプレイ側の出費も大きく、機種も限られることからミドルレンジ向けではバランスのいい選択と言えるだろう。
主なスペックはコアクロック925MHz、メモリクロック5,400MHzで、リファレンスではGDDR5 1GBメモリを実装する。またTDPは110WでGeForce GTX 660から30W引き下げられており、自動でコアクロックを上昇させるGPUブーストには対応しない。