エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.184
2012.10.27 更新
文:GDM編集部 松枝 清顕
Cooler Master(本社:台湾)ブランドにラインナップされるHAFシリーズ。ご存じの方も多いであろう“ハイエアフロー”を意味する一連の製品群は、高冷却志向のゲーミングPCケースとして世界中の市場から認知され、多くの支持を集める注目のラインナップのひとつだ。Cooler MasterのPCケースの中でも特別にカテゴライズされたHAFシリーズは、通気性を考慮したメッシュパネルや、大口径ファンの複数搭載、優れた拡張性を特徴とし、次々に新製品をリリースする。
今回の主役となる「HAF XM」は、2010年8月リリースのフルタワーモデル「HAF X」の弟分に当たるミドルタワーPCケース。高さを約70mm低くすることで、PCケースカテゴリではライバルの最も多いボリュームゾーンに投入された。まずはスペック表で、「HAF XM」の概要を確認しておこう。
「HAF X」から小型化されたとはいえ、それでも外形寸法はW252×D579×H530.5mmと大きい。
Cooler MasterのロングセラーPCケース「CM 690 II Plus」がW214.5(+37.5)×D528.8(+50.2)×H496(+34.5)mmであることから、おおよその大きさは想像できるだろう。「HAF XM」はミドルタワーPCケースでありながら、存在感のある大型PCケースに仕上げられている。