リア部

シャーシ部が露わになるブラック塗装のリア部。上部には水冷ホース用スルーホール×3、140mm口径冷却ファン、横8段＋縦1段の拡張スロット、さらに最下段には電源ユニット用開口部がレイアウトされている。

Cooler Masterが積極的に採用する、縦レイアウトの拡張スロットも装備した背面部

リアトップ部には水冷ホース用のスルーホールを装備。冷却ファンは140mm口径で、120mmサイズのネジ穴も用意され、オールインワン水冷キットのラジエターも装着できる	スリットタイプの拡張スロットは横8段＋縦1段。マルチグラフィック構成にも対応し、縦列のスロットは拡張スロット固定タイプのファンコントローラー等の搭載に重宝する

両側面部

続いて両側面サイドパネル部をチェックしてみる。ハンドスクリュー固定されたサイドパネルは左側面にファン増設スペースを用意し、メッシュ仕様に。また開閉頻度が低い右側面には特に大きな仕掛けはない。ちなみに両サイドパネル共に一部が膨らんでいる事が確認できる。これには意味があり、左側面は増設できる冷却ファンの厚さ分、右側面はマザーボードトレイ背面にケーブルを引き回すことを想定してのもの。ただのデザインではない事がお分かり頂けるだろう。

左サイドパネル。ここにある段差は、冷却ファンを増設した場合を想定した“ファン厚”を逃がすためのもの。隣接する拡張カードとの物理的干渉がなく、一定の距離を保ち外気を送り込む事ができるというワケだ

一方、右サイドパネルの段差はケーブル裏配線用。ATX24pinメインコネクタの太いケーブルも、マザーボードトレイ背面にストレス無くレイアウトさせる事ができる

ボトム部

「HAF XM」本体を寝かせ、普段目にする事が無いボトム部をチェックしてみると、電源ユニット搭載部の吸気用通気孔があるのみ。なおインシュレーターはプラスチック製で、シャーシにはネジで固定されていた。

ボトム面は電源ユニット搭載部の吸気用スリットのみでほぼフラット

シャーシにネジ留めされたインシュレーターはボディがプラスチック、設置面はクッション素材が装着されていた。なおインシュレーター高は実測値で約15mmだった