SSD単体の性能をベンチマークでチェック

RAID 0の構築方法を確認したところで、まずはSSD単体の性能をチェックしていくことにしよう。ちなみに今回は実際の運用環境に近づけるためSSDにOS、アプリケーション、ベンチマークソフトをインストールし、ネットワークケーブルも接続した状態で計測を行なっている。使用するベンチマークは「AS SSD Benchmark 1.6.4237.30508」、「CrystalDiskMark 3.0.1c」、「HD Tune Pro 4.60」、「ATTO Disk Benchmark 2.47」の4種類だ。

「AS SSD Benchmark 1.6.4237.30508」で基本パフォーマンスをチェック

「A85X」の「AS SSD Benchmark 1.6.4237.30508」スコア

「990FX+SB950」の「AS SSD Benchmark 1.6.4237.30508」スコア

「A85X」と「990FX+SB950」を比較するとシーケンシャル、ランダムともほとんど違いはなくチップセットによる性能差は出ていない。また個別にスコアを確認するとシーケンシャル読込は約500MB/sec、書込は約312MB/secと公称値にやや及ばないが、128GBのSATA3.0（6Gbps）の中ではいずれもトップクラスのパフォーマンスを発揮している。

「CrystalDiskMark 3.0.1c」ベンチマークテスト

続いて「CrystalDiskMark 3.0.1c」を使ってより詳細なパフォーマンスを確認していくことにしよう。

「A85X」スコア

【50MB】	【100MB】

【500MB】	【1000MB】

【2000MB】	【4000MB】

データサイズ50MBの4Kランダムアクセススコア（IOPS）

データサイズ50MBの4K QD32ランダムアクセススコア（IOPS）

「990FX+SB950」スコア

【50MB】	【100MB】

【500MB】	【1000MB】

【2000MB】	【4000MB】

データサイズ50MBの4Kランダムアクセススコア（IOPS）

データサイズ50MBの4K QD32ランダムアクセススコア（IOPS）

シーケンシャルアクセスは読込が最高512MB/sec、書込が最高330MB/secで、RAID 0構成であればシーケンシャル読込は1,000MB/secオーバー狙えるスコアを計測した。
　またランダムアクセスは、4Kが読込35MB/sec、書込70MB/secでNCQの効かないデータでも高いパフォーマンスを発揮する。一方4K QD32は、読込280MB/sec、書込230MB/secで書込がやや伸び悩むが、これはAMDプラットフォーム側の問題と言っていいだろう。