エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.187
2012.11.01 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
外観を眺めたところで、次は視点を変えて「Silencer Mk III 1200W」を内側から支えるコンポーネントの数々をチェックしていこう。中を開ければ、ヒートシンクや各種パーツが整然と配置された、外装に負けない美しい内部構造を確認できる。
ただしこの製品に関わらず、電源ユニットは要所のネジに封印がなされ開封できないようになっている。もし好奇心に負けて開けてしまった場合は、メーカー保証を棒に振ってしまうことになるので気をつけよう。特にこの「Silencer Mk III 1200W」のような7年間もの長期保証をフイにするのは(本来なら)自重したいところだ。
いざ封印シールを破り「Silencer Mk III 1200W」のフレームを開梱、高さが揃えられ整然とパーツ群が詰め込まれた内部を覗き見る。もちろん解体した時点で保証がなくなってしまうことは言うまでもない |
発熱の少ない80PLUS PLATINUM認証電源の故かヒートシンクはさほど大きくはない。それでも手に持つとズシリと重く、ユニット単体で2.9kgほどの重さがある |
「HA1425M12B-Z」という型番が読み取れる140mm口径の冷却ファン。詳細は不明なものの、常に静音で動作し騒音が気になることはなかった |
「Dual Thermal Control System」用の基板は電源コネクタ基板とは別に用意され、ここを経由して冷却ファンに接続される |
こちらは中央に配置された大型のメイントランスVIKING B-2シリーズ「AMP-ER53 02A」 | ケミコン製の国産105℃コンデンサ、400V耐圧680μFの「KMR」シリーズと400V耐圧560μFの「KMQ」シリーズ |
メイントランスの両脇を挟むように配置されたサブトランス「AMP-EEL19 06A」と「AMP-EEL19 07A」 |
サブトランス脇に配置されている大型のトロイダル型チョークコイル | DC-DC変換基板側に配置されたトランス「AMP-E47 01A」 |
Schrack Technik製電源リレー「RT334012」 | DC-DC変換基板脇のインバータ「76V0A 94V-0」 |