エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.188
2012.11.05 更新
文:GDM編集部 池西 樹
メモリスロットはDDR3×4で、マニュアルによれば1,866MHzまで正式サポート。2枚単位で増設した場合はデュアルチャネルにも対応し、最大64GBまで実装することができる。
ブラックとダークグレーに配色されたメモリスロット。CPUソケット側からDDR3-4/DDR3-2/DDR3-3/DDR3-1の並びで、2枚で運用する際はDDR3-4/DDR3-3(ダークグレー)もしくはDDR3-2/DDR3-1(ブラック)にメモリを挿入する |
「AMD A85X」チップセットを採用した「GA-F2A85X-UP4」では、7つのSATAポートと1つのeSATAポートはすべてSATA3.0(6Gbps)に対応する。外部コントローラと違い、パフォーマンスの制限もなく最新SSDを複数台搭載させた場合でもその性能を存分に発揮することができる。
基板右下に用意されたSATA3.0(6Gbps)×6はすべて横向き配置。グラフィックスカードなどの干渉を気にすることなく接続できる | 基板下のSATA3.0(6Gbps)は縦向き配置。なおバックパネル部にもeSATA×1が用意される |
「GA-F2A85X-UP4」はPCI-Express2.0(x16)のレーン分割に対応しており、マルチグラフィックスはPCI-Express2.0(x16)×1、PCI-Express2.0(x8)×1(x16形状)を使ったCrossFire Xに対応する。
拡張スロットはPCI-Express2.0(x16)×1、PCI-Express2.0(x8)×1(x16形状)、PCI-Express2.0(x4)×1(x16形状)、PCI-Express2.0(x1)×3、PCI×1の計7本で、いずれもブラックカラーで統一されている |
ハイエンド向けを標榜する「GA-F2A85X-UP4」では、強力な電源周りに加えてオーバークロック機能も充実しており、最新APU「Trinity」のパフォーマンスを最大限まで引き出すことができる。ここでは画像にて気になるオーバークロック機能をチェックしておこう。
チューニング時に重宝する電源ボタンとリセットボタンは基板右上に配置 | CMOSスイッチを押せば、設定に失敗して起動しなくなった場合でも簡単にUEFI設定を初期化できる |
POST状態を確認できるDEBUG LED。LEDコードの内容はすべてマニュアルに網羅されている | UEFI ROMを2基搭載する「DUAL UEFI BIOS」により、万が一メインROMの内容が飛んだ場合でもサブROMから復旧することができる |
APUとは別に搭載された外部クロックジェネレータICS「9LRS4850AKL」。オーバークロック時でも安定したベースクロックを提供し、耐性向上に一役買っている |
「GA-F2A85X-UP4」では、バックパネル部にDisplayPort×1、HDMI×1、DVI×1、D-Sub×1の4系統のディスプレイ出力が実装され、APUの内蔵GPUによる3画面の同時出力に対応する。
USB3.0×4、USB2.0×2、eSATA(6Gbps)×1など充実したバックパネルインターフェイス。「Trinity」ではグラフィックス性能も大幅に強化され、一般的な用途であれば別途拡張カードを増設する必要はないだろう |
続いて「GA-F2A85X-UP4」のピンヘッダや各種コネクタをチェックしていこう。
ATXコネクタは一般的な24pinコネクタ | ATX12Vは、8pinコネクタを採用。すぐそばにはフェライトコアチョークと固体コンデンサが確認できる |
フロントパネル用のUSB3.0ピンヘッダは、ATX 24pin横に配置 | GIGABYTE統一仕様のフロントパネルピンヘッダ。構成はシルク印刷され慣れたユーザーなら迷うことなく接続できる |
USB2.0ピンヘッダは合計4口(8ポート分)。なお赤いピンヘッダはシャットダウン時でもスマートフォンの充電が可能なON/OFF Chargerに対応する |
COMポート、TPM、フロントオーディオなどのピンヘッダも用意される |