エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.189
2012.11.11 更新
文:GDM編集部 池西 樹
続いて基板上のチップやコンポーネントをチェックしていくことにしよう。
「APC」で最も重要な役割を果たすWondermedia製プロセッサ「PRIZM WM8750」 | 一般的なマザーボードと同じくフロントパネルピンヘッダ(写真左)が用意され、ケースに収納した状態でも使用可能。ちなみに写真右はSPIバス用ピンヘッダ |
シリアル通信用のUARTピンヘッダも用意 | USBポートのホスト/デバイスモード切り替え用ピンヘッダ。ADB(Android Debug Bridge)モードで使用する場合に「2-3」をショートする |
「APC」のピンヘッダダイアグラム |
基板上には電源ボタンも用意され、バラック状態でも簡単に動作チェックを行うことができる | オーディオコーディックチップはVIA「VT1603A」 |
10/100ファストイーサネットトランシーバIC Plus Corp「IP101A」 | ストレージには容量16Gbit(2GB)のMLC NANDフラッシュSAMSUNG「K9GAG08U0F」を搭載 |
メインメモリはNANYA製DDR3「NT5CB128M16BP-CG」を2枚実装。動作クロック1333MHz、レイテンシ9-9-9(CL-TRCD-TRP)で容量は1枚あたり256MB |
BIOS ROMは容量64MbitのMXIC「25L4006E」 | 電源回路と思われる部分にはアルミ固体コンデンサが採用される |
電源供給は付属のACアダプタで行うため、ATX12Vに電源を接続する必要はない | 付属のACアダプタ端子 |
インターフェイスはUSB2.0×4、オーディオ入出力、10/100Mイーサネットを実装。いずれもPCと互換性があるため、周辺機器はそのまま流用できる | 外部ストレージはmicroSDHCが利用可能。OSのブートにも対応している |
ディスプレイ出力はD-SubとHDMIの2系統を用意 |
シルク印刷から正式型番は「MZM87I」、リビジョンは1.0であることが読み取れる |