エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.197
2012.12.14 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
さて、ここからはアルマイト加工が美しい「GW3.5TR10-SUP3」を外側から存分に眺め回してみよう。家電向けを謳うだけあって、本体はリビングにもなじむ横置きスタイル。フロントパネルはアクリル製、フレームは放熱性と素材感に優れたアルミが採用される。
外形寸法は1台用にしては余裕たっぷりなW190×D50×H140mm。重量は約700gと安定感があり、多少の振動が加わってもいたずらに動くことはなさそうだ。
家電と並んでも違和感のないブラックのアルマイト筐体を採用する「GW3.5TR10-SUP3」。手触りもよく、デザインや高級感といった視点から選んでも満足できる製品だ |
フロントに搭載された容量インジケータ。LEDの輝度は4段階に切替えられるため、夜眩しすぎて邪魔になることもない。輝度の切替えボタンは右側に並んでいる |
あっさりした造形の背面部。スイッチやコネクタ部は右側に固められ、左側には通気口が開けられている |
背面左側に空けられた通気口。いかに放熱性のいいアルミフレームとはいえ、やはり冷却的には開口部が欲しいところ | ケーブル類を束ねておく分にも、USBとAC用のコネクタ位置は近いほうが都合がよい。電源スイッチも並んで配置されているものの、連動機能のおかげであまり手を触れる機会はなさそう |
底面の四隅には滑り止め用のゴム足が設置されている。グリップ感は良好で、本体の安定感向上に役立っている |
次は順を追って内部を確認してみよう。「GW3.5TR10-SUP3」は、背面両脇に配置された2つのネジを外せば簡単に分解できる。HDDを取り付けるケージはフレーム内部に設けられたレール状のガイドにそって引き出す仕組みで、組み込んだ後もこのレールのおかげで内部構造は安定そのものだ。
構造的には、電源部のメイン基板にSATA変換基板と容量インジケータ用の別基板がそれぞれ接続されているというもの。基板類が固定されている内部フレームは堅牢なスチール製だ。通常これ以上手を加える必要性はないものの、メイン基板上の空いた2pinコネクタや、40mmファンあたりが装着できそうな通気口周辺は多少気になるところ。
2箇所のネジを外すだけで簡単に分解できる。内部フレームの両脇はガイドで支えられ、組み込んだ後のグラつきとは無縁だ |
剛性の高いスチール製の内部フレーム。電源周りのメイン基板とSATA変換基板、LEDインジケータ用基板の3つが実装される。背面の通気口周辺にはファンが取り付けられそうな雰囲気もあるものの、こちらの詳細は不明 |
HDDを受け止める内部フレーム。両脇に立つガイドの奥にはSATA変換基板が実装されている |
こちらは内部フレームを裏返しにしたところ。メイン基板とインジケータ用の基板は底面を通してケーブルで接続されている |
10個並んだ容量表示用のLEDインジケータ。両脇には電源状態を示す「Power LED」とアクセスランプ用LEDが並ぶ |