エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.202
2013.01.14 更新
文:GDM編集部 池西 樹
次にDirectX 10世代のゲームベンチマークとして「BIOHAZARD5ベンチマーク」でも計測を行った。解像度は1280×720ドット、1,600×900ドットの2パターンで測定を行い、画質設定はすべて初期設定のままとした。
BIOHAZARD5ベンチマーク |
まずHD 4000とGT 650Mの比較だが、こちらは解像度に関係なくいずれも2倍以上スコアに差が出ており、GT 650Mのパフォーマンスの高さが伺える。正直オンボードグラフィックスのみのUltrabookでは「BIOHAZARD5」は厳しい印象だが、「U2442F」であれば設定次第で十分快適に遊べそうだ。
またGT 640との比較では、いずれの解像度でも大きく溝を開けられる結果となった。GPU性能は同等にも関わらずここまで大きな差が出た理由はおそらくCPUがボトルネックとなっているためだと思われる。Ultrabookという製品の特性上致し方ない面もあるが、アプリケーションによってはCPUの絶対性能が不足する場面もあることがわかる。
最後はDirectX 9.0c世代の定番ゲームより、「MHFベンチマークソフト「大討伐」」を使用したテストを実行した。こちらも解像度は1,280×720ドットと1,600×1,900ドットの2パターンを選択して計測している。
MHFベンチマークソフト「大討伐」 |
こちらは解像度に関係なくグラフィックス性能がそのままスコアに現れており、GT 650Mが最も優秀。エントリークラスのデスクトップPCを上回る性能で、まさに面目躍如といったところ。
続いて消費電力について確認しておこう。アイドル時は10分間放置した中で最も低い値、高負荷時は「3DMark Vantage1.1.0」実行中で最も高い値とした。
消費電力 |
まずアイドル時の消費電力を確認すると自動選択、GT 650MともHD 4000から2Wしか増加しておらず、アイドル時の消費電力は十分低く抑えられている。一方で、高負荷時は約23Wと大幅に増加しており、バッテリ駆動によるゲームプレイではかなり駆動時間が短くなるだろう。