エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.202
2013.01.14 更新
文:GDM編集部 池西 樹
最後にバッテリー駆動時間についても確認しておくことにした。計測は自動キー入力とWeb巡回機能を搭載した「BBench」で行い、電源オプションはバランスと省電力の2つを選択した。
バランス設定 |
省電力設定 |
まずグラフィックスオプションの違いを確認すると、当然ながら最も駆動時間が長いのはHD 4000で、自動選択とGT 650Mではほとんど駆動時間に差はでなかった。また、電源オプションの違いでは、バランスで最高4時間8分、省電力では最高4時間41分で、Web巡回をしながらの測定と考えれば十分合格点。さすがにまる1日の駆動は厳しいが、半日程度であればACアダプタを持ち歩かなくても良さそうだ。
ここまでGIGABYTEのUltrabook「U2442F」を検証してきたが、“オンにもオフにも頼れる1台”のコンセプト通りパフォーマンスはまさに秀逸。ベンチマークをみる限りエントリークラスデスクトップPC並の性能を実現しており、余程ヘビーな運用をしない限り、これ1台で事足りるだろう。またストレージ容量に不安があるUltrabookではUSBによる拡張性が生命線だが、USB3.0×2、USB2.0×2の計4ポートが用意されており、これも十分だ。
近頃の軽量化重視Ultrabookと比較すると重量ではやや分が悪いものの、ゲームもできるノートPCとして考えれば十分許容範囲。パフォーマンスや拡張性に妥協はしたくないが、一般的なノートPCではちょっと重すぎるといった場合には、十分検討に値するモデルとなり得るだろう。