エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.203
2013.01.23 更新
文:GDM編集部 池西 樹
SATA3.0(6Gbps)対応mSATA SSD「M5M」シリーズ 64GB(型番:PX-64M5M)/128GB(型番:PX-128M5M)/256GB(型番:PX-256M5M) |
mSATA SSDらしく簡易パッケージを採用する「M5M」シリーズ。インターフェイスはSATA3.0(6Gbps)で、ノートPCやコンパクトPCの高速化が可能 |
パフォーマンスと信頼性の高さから、抜群の人気を誇るPLEXTOR「M5 Pro」シリーズのDNAを受け継いだSATA3.0(6Gbps)対応mSATA SSD「M5M」シリーズ。基板サイズの制限があるため、NANDフラッシュ数は4枚に制限されるものの、コントローラはMarvellの最新IC「88SS9187」、NANDフラッシュは19nmプロセスの東芝製Toggle MLCで、搭載コンポーネントはまったく同等だ。
当然PLEXTORブランドの特徴でもある「True Speed Technology」に対応し、長期使用でも一貫したパフォーマンスを維持できるほか、ノート向け省電力モード「DevSleep」に対応。待機時の消費電力は通常モードの50mWから1mWへと大幅に削減され、ノートPCのバッテリー駆動時間延長にも大いに貢献する。
容量は64GB、128GB、256GBの3モデル展開。NANDフラッシュ枚数に制限があるため、難しい面もあるがより大容量モデルの登場にも期待したい |
JEDEC MO-300準拠のmSATAコネクタ。PCBには「M6M」のシルク印刷が確認できた |
容量ラインナップは64GB、128GB、256GBの3モデル展開で、パフォーマンスは容量ごとに異なるが、最大容量256GBモデルの公称スペックは、シーケンシャル読込540MB/sec、書込430MB/sec、ランダム読込79,000 IOPS、書込77,000 IOPSに設定され、mSATA SSDはおろか2.5インチSSDのハイエンドモデルと比較しても遜色ないパフォーマンスを実現している。さらに60℃の高温環境における動作チェック、48時間のリード/ライトテストなど厳しい品質チェックを行うことで、0℃~70℃の広い動作温度範囲と240万時間という長いMTBFを獲得している点も見逃せない。