エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.206
2013.01.30 更新
文:GDM編集部 松枝 清顕
マザーボード(CPU)およびPCケースへの取り付けを行うにあたり、付属品のすべてをチェックしておこう。ちなみに付属品は全モデルほぼ共通。なんとも無駄のない設計だ。
取り付け方法は、基本的に全モデル共通で、ラジエターの取り付け場所が異なるのみ。そこで「ELC240」を用い、PCケースおよびマザーボードにマウントしてみる。なお今回はテストにIntel Core i7-3770Kを用意していることから、Intel用の取り付け手順を解説しよう。
ちなみにマニュアルを見る限り、市場に多く出回るオールインワン水冷キットと大差はない。ただし、ラジエターとCPUヘッドはあらかじめチューブで接続されていることから、取り扱いには少々気遣いが必要。マニュアルでは、ラジエターからPCケースに装着する手順が紹介されているものの、場合によっては先にCPUヘッドを取り付けた方が、作業が楽な事がある。
まずはラジエターに冷却ファンを取り付ける。取り付けはファンスクリュー8本を使い、ドライバーで固定。なおここで注意が必要なのは、回転数3段階モード切り替えのスイッチの存在。冷却ファンのスイッチはラジエターの面になることから固定後、手軽に切り替えることができない。構成部品との兼ね合いで、あらかじめ回転数を決めておく必要がある |
ラジエターに対し、外部吹き付け方向で冷却ファンをマウントしたところ。これが一般的な取り付け方法だ。なおPCケースによっては、ラジエターと冷却ファンの間にPCケース天板をサンドイッチするマウントも考えられる |
ラジエターは画像手前がPCケースの前方向。冷却ファンのケーブルはマザーボードトレイ方向にすることで、ケーブルの取り回しは楽になる |
今回サンプルに用意したPCケースは、2月に発売が予定されているミドルタワーENERMAX「Fulmo ST」(市場想定売価税込12,000円前後予定)。240mmラジエターがマウントできるように、あらかじめ天板には設置スペースが用意されている |