エルミタ的一点突破 Vol.29
2013.02.09 更新
文:GDM編集部 松枝 清顕
「阿修羅」に標準搭載されている冷却ファンは、140×140×25mmのオリジナル「隼140 PWM」(型番:SY1425HB12M-P)だ。このモデルは2012年8月にリリースされ、単体でも購入が可能。バリエーションモデルに至っては、電源ユニット「剛力4」シリーズにも採用されている小軸&大型ブレード(インペラ)モデルだ。スペックは回転数が500±300rpm~1,300rpm±10%、騒音値は13~30.7dBA、風量は37.37~97.18CFM、静圧0.15~1.02mmH2O/1.47~10.0Paとされている。
サイズ得意の”小軸&大型ブレード採用の「隼140 PWM」。MTBF 3万時間のスリーブベアリングモデルで、駆動電圧DC12V、電流0.37A。なお扱いやすさを考慮し、”120mm口径ファンネジ穴互換”が採用されている |
ブレード(インペラ)部分にはスリットを設け、空気抵抗の軽減とデザイン性を両立させているという |
なお「阿修羅」には2組分のファンクリップが付属されており、任意でデュアルファン仕様での運用も可能。2基の冷却ファンが生み出す強力な吸排気により、さらなる冷却能力の向上が期待できる。
「阿修羅」の特徴をくまなくチェックした後は、付属品のすべてを確認しておこう。マザーボードへの取り付けを行うための、事前準備というワケだ。マザーボードへの固定に必要なリテンション一式は、白箱の中に収められ、バックプレートやネジ類はジッパー袋に個別梱包されている。ここではマニュアルに記載されているパーツ名毎に、それぞれの役割を簡単に説明しておくことにしよう。