エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.211
2013.02.24 更新
文:GDM編集部 池西 樹
スペックの確認ができたところで、ここからは画像を中心にチェックしていくことにしよう。パッケージは黒を基調としたシックなデザインで、電源をカバーする巾着や各種ケーブルを入れるポーチが付属される。
「重い電源」イコール「良質」というわけではないが、良質な電源ユニットを構成するには、それなりのコンポーネントが必要になることから、電源の良し悪しを図る目安の一つにはなる。その点「HX1050」の重量は実測約2.70kgと、ハイエンド電源の中でもトップクラスで、品質の高さには期待が持てる。
筐体は傷や汚れがつきにくいマットコーティングタイプで、側面には型番が大きくデザインされる。外形寸法はW150×D180×H86mmと、ハイエンド電源ユニットでは標準的 |
冷却ファンは、大口径140mmのダブルボールベアリングファンを搭載。ファンコントロール機能により電源負荷に応じて最適な回転数に自動制御される | 本体上部のスペックシートにはQCチェック合格シールも確認できる |
背面には高い剛性と通気性に優れたハニカム構造の通気孔を搭載 | +12V系と+5V系で色分けされた、モジュラーケーブルの本体側コネクタ口 |
「HX1050」を検証していて、まず驚かされたのが直結ケーブルのしなやかさだ。外見は一般的なメッシュシールドケーブルと変わりないが、柔軟性に富み、取り回しに苦労することはない。正直このケーブルのためだけに電源の買い替えを考えてもいいと感じるほどで、裏配線ケースとの相性は抜群だ。さらにストレージ向けモジュラーケーブルは、柔らかいフラットタイプで、ストレージ搭載台数が増えた場合でも結束して、空きベイスペースに押し込んで収納しておくことができる。