エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.214
2013.03.09 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
パッケージを開けるとまたもや2つの箱が!と驚かされる。実はAndroid端末本体と同梱のキーボード一体化エアーマウスには別々の化粧箱が用意され、合体する形でパッケージに収まっているのだ |
Google Play完全対応を謳う楽しげなパッケージを開封すると、中にはまた箱が・・・というマトリョーシカ的な「ANDROID KING BOX」のパッケージ。実は内部には端末本体と一緒に、2.4GHzワイヤレスのキーボード一体化エアーマウスが入った化粧箱が別々に同梱されているのだ。
そもそもユニット型端末には操作用の入力デバイスが必須。一応マウスのみでも操作はまかなえるものの、やはりテキスト入力にはキーボードが欲しいところ。そこにきてこうした一体型デバイスはUSBポートの節約のためにも有益で、なおかつはじめから付いてくるというのはありがたい。
さらにユニット側のパッケージには、給電用のACアダプタはもちろん、映像出力用のHDMIケーブル、ファームウェア更新用のUSBケーブル、小型リモコンが付属。必需品がもれなく付いてくる形で、LANケーブルなど最低限の用意があれば、購入後箱から出してすぐに使用できる。お手軽さが身上の端末なだけに、操作用デバイス含めあれこれと用立てる必要がないのは好印象だ。
エアーマウスも嬉しいけれど、本体側の付属品も全部入り仕様。別途ケーブルなどを用意する必要はなく、箱を開ければすぐに使用できる |
映像・音声出力用のHDMIケーブルももちろん付属。一緒に入っているUSBケーブルはファームウェアアップデート時に使用する |
給電用には付属のACアダプタを使用する。特に電源ボタンは搭載されず、ACアダプタを接続するだけで自動的に電源が入る仕様だ | 付属品箱の片隅に入っていたのは、端末底面に貼り付けるゴム足。端末自体がかなり軽量なため、滑り止めのゴム足は忘れず取り付けたい |
やはり安心の国内メーカー製品だけあって、日本語マニュアルもしっかり用意されている。各部の名称から操作方法までを網羅。実に親切な内容で、困った場合もこちらを参照すれば大概は解決できそうだ |
「ANDROID KING BOX」は化粧箱も控えめサイズだが、ユニット本体はさらにこじんまりとしている。外形寸法はW128×D97×H30mmと、まさに手のひらサイズだ。占有面積もわずかなもので、テレビ周りに設置しても邪魔にならない。リビングはもちろん、その気なら(画面さえあれば)トイレにだって置いておけるだろう。
そして各種インターフェイスは、左右側面にUSB×3とSDカードスロットを配置。背面には画面出力用のHDMI、音声出力用の光デジタル端子、AV端子、有線LANポートを搭載する。もちろんHDMIで映像と音声両方を出力する場合は、光デジタル端子とAV端子を接続する必要はない。また、ネットワーク接続も無線LAN採用機も多い中で、あえて有線LANを選択。安定性の面ではむしろ好都合で、据え置き機である以上それほどのデメリットもないと思われる。
特に派手な装飾などはなく、家電の中にうまく溶け込んでくれそうな「ANDROID KING BOX」。ちなみにロゴの入った黒い部分にはLEDが埋め込まれており、起動時には緑に、スタンバイ時には赤く点灯する |
背面の端子類を確認。映像・音声出力用のHDMIと、音声用の光デジタル端子、AV端子に加え、給電用のAC接続端子と有線LANポートが並ぶ |
側面には外部デバイス接続用にホスト対応のUSB2.0×3、最大32GBのカードが使用できるSDカードスロットを備える。ちなみにUSBポートは、USBハブを介して入力デバイスを繋いだ際は認識されなかった |
「ANDROID KING BOX」を裏返すと、底面には放熱用に無数の通気口が開けられている。なお、実際に設置する際には四隅のネジ穴部分に付属のゴム足を貼り付けておこう |