エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.215
2013.03.16 更新
文:GDM編集部 松枝 清顕
SSD需要を考えれば、2.5インチシャドウベイは重要な存在となるはずだ。ボトム部にハンドスクリューで固定された「Fulmo ST」の2.5インチシャドウベイは、コの字型の小さな部品だがその外見に似て、フットワークも軽い。
2.5インチ専用ベイはヒンジのつけられたコの字型。4カ所をただ折り曲げただけでなく、SSDの支えとなる”返し”も用意され、側面4カ所のネジ留め式が採用されている。ボトム部への固定はハンドスクリュータイプで、着脱がしやすくなっている |
3.5インチドライブケージを外すと、ボトム固定の3.5インチシャドウベイ上部にマウントが可能。ハンドスクリューであることから、マザーボードトレイ面の狭い場所でもドライバーを使わずにネジ留めできるというワケだ |
フレキシブルタイプのABS樹脂製ドライブレール。2.5インチは底面4本ネジ留め、3.5インチは側面ツールフリー機構でマウントできる |
5.25インチオープンベイは3段を用意。需要が少なくなりつつあるベイだけに、これで十分だろう。主に光学ドライブをマウントさせるこの部分には、ツールフリーのワンタッチロック機構を採用。光学ドライブをスライドさせ、ネジ穴部分に差し掛かることでカチッとロックされる仕組み。これ以上簡単で確実な固定方法がないと思える出来栄えだった。
光学ドライブを取り付けるには、フロントパネルを外す必要がある | リリースはレバーを持ち上げるだけの簡単設計。この手のタイプでは非常によくできている |
「Fulmo ST」のボトム部には、2.5インチ専用シャドウベイが用意されている。このシャドウベイはハンドスクリューで固定されており、簡単に取り外すことが可能。フルフラット状態にすれば、約290mmの電源ユニット搭載スペースを確保できる。
標準の状態では、ボトム部に2.5インチ専用ベイがあるため、電源ユニット搭載スペースは実測約190mm程度。一般的なモデルであれば、ほぼ搭載できるはずだが、モジュラー式電源ユニットの場合、コネクタとケーブルの”余白”が必要になることから、実質的には奥行き180mm以下と考えた方がセーフティ |
ロングタイプのハイエンド電源ユニットを搭載させる場合、2.5インチ専用ベイを取り払うことになる。これで約290mmまでのスペースが確保できる |
電源ユニット接触面4カ所には、クッションが装着されていた |
2.5インチ専用ベイを外し、奥行き180mmのENERMAX「EPM1350EWT」(80PLUS PLATINUM)をマウントしてみたところ、実測約110mmの空きスペースができた |