エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.218
2013.03.24 更新
文:GDM編集部 池西 樹
GA-990FXA-UD5 Rev 3.0 市場想定売価税込19,000円前後 製品情報(GIGABYTE TECHNOLOGY) |
今回紹介する「GA-990FXA-UD5 Rev 3.0」は、2011年6月に発売が開始された「GA-990FXA-UD5 Rev 1.0」のリビジョンアップモデル。品質基準は「Ultra Durable 3」から「Ultra Durable 4」へとアップデートされ、基板には湿気に強い新開繊クロス方式のPCBを採用。またICチップも静電気放電や抗サージ特性の高いものへと変更され、通常の運用での耐久性が向上している。さらに、制御プログラムもBIOSから現在主流のUEFIへと変更されており、マウスによる直感的な操作が可能となっている。
GIGABYTEのホームページにアップされている「GA-990FXA-UD5 Rev 1.0」(左)と「GA-990FXA-UD5 Rev 3.0」(右)の基板画像。外観からはPCI-Express(x16形状)の固定ラッチ以外に大きな違いは見当たらない |
一方で、型番に変更がないことからも分かる通り、機能面にはあまり手が加えられていない。ノースブリッジには、PCI-Express2.0を42レーン備えるAMD 990FXが採用され、2-Wayフルレーンや3-WayのSLI/CrossFireX環境の構築が可能。そして、サウスブリッジにはSATA3.0(6Gbps)を6ポート内蔵するSB950が組み合わされ、RAIDレベルは0/1/10/5を選択できる。
また、電源回路は、Driver ICとMOSFETを1パッケージ化した高効率「Driver MOSFET」による8+2フェーズ構成で、TDP125Wの「AMD FX」シリーズを強力にサポート。さらに、耐久性に優れる固体コンデンサを採用することで、オーバークロック動作でも安定かつ長寿命を実現している。
黒で統一された「GA-990FXA-UD5 Rev 3.0」。電源部と2つのチップセットには大型のヒートシンクが搭載され如何にもハイエンドらしい風貌だ |
基板裏面には目立ったコンポーネントは搭載されずスッキリとした印象 |
黒とダークグリーンに配色されたパッケージ。裏面には各種機能の説明が記載されている。なお、パッケージサイズは実測で340×275×85mm |
付属品はSATAケーブル、SLIブリッジ、バックパネル、ドライバCD、マニュアル類とシンプルな構成 |